晏次郎のぐうたら日記

偶にする星見(重星観賞)や鳥撮関連などの気紛れ思いつき日記
  開設 2006年12月

物置から・・・

2017年02月17日 22時30分44秒 | 天文ネタ

昨日、物置送りとなっていたEIKOW9センチ反射を引っ張り出し、カスタム経緯台に載せるべく加工作業を行い無事終えることが出来た。 

EIKOW9センチ架台の鏡筒受け部分をカット及び削ってアリガタ金具を取り付けたが、穴開けやらネジ山を切ったりで2時間位は費やした。その他、カスタム経緯台の方も水平微動ハンドルをノブスター及びモータドライブ(ミザール製)のジャンク部品との組み合わせで製作しプチ改良した。

(水平微動に長いフレキシブルハンドルでは天頂付近に向けた際、鏡筒に干渉するため) EIKOW9センチ反射架台よりもガッシリ(特に水平部分)としているので、今後は結構快適有効に使えると思う。 尚、フィールドスコープニコンクールピクスP900での天体撮影にも使う予定。 それにしても、今年の積雪量の少なさには驚く、例年の十分の一程度だろうか、田圃の畔が今冬では雪に隠れたことは一度も無い。

報道では、例年それ程雪の積もらない地域で大雪となっており、積雪の本場である当地がこの有り様。 自然相手の職業ゆえ今年の作が心配である。 

 


なんて冬だ  

2017年02月15日 22時04分34秒 | 天文ネタ

今冬は少々変わっているようだ。 列島各地で数十年振りだのと云った気象が記録されているが、当地も例にもれず私の記憶に無い程途轍もない程の少ない積雪量だ。 このままだと夏場の水不足が心配である。 さて、星見の方もさっぱりで、此処一月以上晴夜が無い。天気予報で何と言おうとも晴れることがない。(夕方まで晴れていても、夜には決まって皆曇となる。) この時期は一年中で最も暇なので少しでも星見をしたいのだが、なんともこればかりは・・・。  そんな悶々とした日々を送りながら経緯台を物色し始めていた。それはエイコー9センチ反射の架台が余りに弱く、懐かしくて思い入れの有る機材であったのに、一気に気持ちも萎んで物置送りにしてしまったことが心に引っ掛かっていたからである。 経緯台に関してはこれまでに7~8台は使って来たので、どの形式が自分に合っているかと云うのは大体分っていたので、早速そのタイプの中古を探し始めていた。 因みにこれまで使用していた経緯台の好み及び使い勝手では、鏡筒が垂直軸の上に載るタイプの経緯台が一番使い良かった。 反面、汎用のフリーストップタイプは片持ちも両フォーク共、私には全く合わなかった。理由は架台水平や鏡筒のバランスを可也のレベルで要求されるので、手軽に気持ちよく使うことが出来なかったからである。 今回は2キロ以内の鏡筒を載せるので、以前使っていたミザールK型経緯台を考えていたが、オークションにビクセン製カスタム経緯台が廉く出ていたので即入札、競合もなく千円台で無事落札することができた。この経緯台も昔使ったことが有り、良い印象を持っていた。 欠品は(三脚及び微動ハンドル)つまり架台のみ手に入れたと云うことである。 三脚は高橋65ミリ屈折用のものが有り、微動ハンドルはミザールH100用を使うことにした。微動ハンドルはそのままでは使うことが出来ないので、ストッパーネジを付ける為にタップを切った。 又数種類の鏡筒を載せる為、架台の鏡筒受けに10㎜のアルミ板の端材に穴やタップを切ってアリミゾ金具を取り付け、準備万端で晴夜を待つ。 そしてついに今日その雄姿が・・・

17時45分より所々に星が見えており、雲の切れ間を狙っての観望開始。 先ず、金星を入れるが載せている鏡筒(FC60)が軽量なので架台強度が過剰にも感じる。 随分と細くなった金星像をツァイスサイズのOr18ミリOr7ミリで数分間。 雲の流れは速いので、次にふたご座カストールを入れるが実に綺麗であるがこれは30秒もしないうちに雲の中。 もう殆ど雲ばかりであったが、オリオン座リゲルが見え隠れしていたのでこれを入れるが、こんな状態でも伴星はハッキリと確認出来る。と観望はここまでで終了。 観望時間15分足らずであった。 先程まで望遠鏡を待機させていたが空の方は略皆曇状態。 天気予報は晴マークになっているのだが・・・

観望はパッとしなかったが、経緯台の方は及第点もあげられそうで先ずは久し振りの星見が出来て先ず先ずか・・・