晏次郎のぐうたら日記

偶にする星見(重星観賞)や鳥撮関連などの気紛れ思いつき日記
  開設 2006年12月

随分と久し振り・・・

2023年08月06日 13時56分09秒 | 野鳥

前回のアップから約十ヵ月も経ってしまった。 別に体調が悪い訳でも忙しい訳でも無く、仕事の方も順調である。 只、相変わらず機材の出入り程度しか載せることが無いので、延び延びになったまでのことである。 実際、自分のブログを見るのも今年になって初めてである・・・。

近況としては、ここ数年の常であるが、よりヒグマの出没が頻繁とになり、水田の管理作業にも支障を来たし、田圃の水回りが一番の趣味である自分には可成り気の滅入る状況と云っていいだろう。(周りの農業者の方達も本当に困っている) この所為にする訳では無いが、夜の星見などは以っての他で、そろそろ天文機材は処分の方向かなと思っている。(タカハシFC60+ビクセンAP架台位は残そうかと)以前のように機材の売り買いが楽しかった気分は、今は全く失せ、処分する行動自体が面倒で如何し様もないので、これも延び延びになっていくことだろう。

さて、今結構嵌っている野鳥撮影?機材と云った方が正確だろうが、此方の方は中古市場もスケールが違い、成熟もしているので売り買いは実に容易で、億劫さを抱くことは余り感じず、私のような飽き易く目移りの激しいタイプには良いのか悪いのかは別にして、大層都合の良い時代である。 と云うことで、今回の本題は前回からの機種変遷の話である。先ずは直近の機材の紹介画像。

前回、紹介して残っているのはSONY a7ⅣとFE200-600 f5.6-6.3のみで、これは約一年間使ったことになり珍しく長く使っている。此れ迄の紹介でも評価は今でも最も高い。ボディの性能、質感、使い易さどれを取っても文句無しで、全く取り替える気が起きない。レンズも重量バランスが悪いことと、私には不要のズーム機能以外は野鳥の羽毛の描出等、手持ち撮影出来る機材として、ベストと思っている。と云うことで、今後も暫くは使うことだろう。

次のCanon EOS R6mk2とRF 800 f11は今年になって購入したものだが、野鳥撮影の手軽さや効率でいえば最高かと思う。このレンズに関しては正直、キワモノ紛いのスペックで購入欲などは微塵も起きなかったのだが、色々と評判を知るにつけ、ダメなら売れば良いとのことで購入したのだが、軽いし写りも(ヌケが良い)先ず先ずで、組み合わせているR6mk2も昨年使っていたR6とは可成り性能アップしており(AF関連)相当に気に入って使っていたものだが、左端に写っているNikonZ9の購入資金捻出の為に売却した。それと、残念ながらボディそして特にレンズだが、素材、質感等が私には持つ喜びを感じさせてくれなかったということ、そして一番の理由はCanon RFマウントには手頃な野鳥レンズがないこと。ヨンニッパやロクヨンと云った高額かつ持ちも提げも出来ないようなタイプしかなく、SONY,NIKONのように質感も良く、スペック的にも十分な200-600や400 f4.5 や間も無く発売されるNikon 180-600 と云ったレンズが無い。でもここのカメラ等は使っていて兎に角楽しいカメラで使い勝手はトップだろう。

そして、その横のNikon Z6Ⅱだが、これはZ9購入の下取りとして売却。これは昨年の暮れにNikon FマウントのAF-S 500 f5.6E pfと共に購入したもので、ZマウントのZ400 f4.5と随分と迷ったが400ミリだと1.4倍のテレコン併用となるのが気に掛かり、熟慮の末に決めた組み合わせであった。巷で言われるほどZ6ⅡのAFは弱いとは思えず、私の撮影スタイル(止まっている小鳥対象)では殆ど歩留まりには他の機種との差は出ていない。飛翔モノでもワイドエリアLで充分撮れるので私は満足して使っていた。(正直、現在Z9を使っているが、若干、速くなったかなという感じでしかない)

さて、最後、未だ購入して間もないが、Z8の人気や性能等で中古市場に数多く出回った時に、新品のZ8より安い価格が表示されていたのと、下取り額の割合が高かった期間に思い切って購入した。フラッグシップモデルを買うのはフィルム時代以来(ニコンF F2フォトミック F4S 他メーカーは別)で年齢からしても略、最終のボディかなと思って購入したつもり・・・ 実はZ8を予約していたのだが、中々手に入りそうもなく、高画素でのノイズ発生のことを考えると、やっぱりZ6Ⅱで充分だということでキャンセルしようと思っていた矢先にこの値段ならということでポチッとやっちまった。

使ってみての感想だが、重いのは百も承知で購入したので納得だが、望遠レンズでの手持ち撮影なので却って手前に重心が来るのでブレの軽減には良いだろう。被写体への鳥等の瞳AFでは捕捉のスピードではEOS R6mk2には全く歯が立たず、捉えてからからのAF精度ではSONY a7Ⅳが可成り上で、正直、これではZ6Ⅱでも良かったと後悔はしていないが、一寸複雑な気分。只、これは瞳AFだけのことで、それ以外は流石フラッグシップ機と思っていると云っておこう。 一つ、ここで、EOS R6mk2は瞳の捕捉は速いが合焦しているかと云えば結構フラフラしており、捕捉こそEOS R6mk2に少し遅れるがSONY a7Ⅳでの安定感は全然上である。 

但し、ニコン機(Z9,Z6Ⅱ)の良さは、瞳AF(人間等は問題ないと思う)は駄目でもピント拡大等の撮影機能が優秀で使い易く、己の眼とカメラ機能の融合での能力は歩留まり率は勝ることはあれども劣ることは無いと感じている。 

後、この我が国を代表する3大メーカーのミラーレス一眼を使ってのことだが、何故にニコンだけダイヤルが2つしかないのか。Mモードにした場合、非常に使い難い。他の2社はMモードで全てのシーンで支障なく撮影出来るが、ニコンはモードをSモード(鳥の場合)に変更している。私はISOオートが常なので、露出補正と絞り、シャッター速度は三つのダイヤルで操作するのだが、ニコンは一つ足りないのでシーンによってモード変更や別の操作を加えなければならないのが面倒くさい。軍艦部に余剰にスペースが有るので、フラッグシップ機だけでもダイヤルをもう一つ加えてもらいたい。(SONYに至っては4か所もダイヤルが使えるので操作は自由自在である)

と云うことで、現在はNikon Z9とAF-S 500 f5.6E pfとSONY a7ⅣとFE200-600 f5.6-6.3をメガダプとモンスターというマウントアダプターにて組み合わせを換えたりしながら楽しい野鳥撮影をしている。以上、久しぶりの更新でした。 年一回の更新か・・・・