晏次郎のぐうたら日記

偶にする星見(重星観賞)や鳥撮関連などの気紛れ思いつき日記
  開設 2006年12月

雪、雪、雪で何も出来ないので・・・

2012年01月29日 10時37分58秒 | 天文ネタ

12119nanten 雪のみの天気・・・。何もすることがないのでしぼりネタを(^^;。先日、オルゴール付きゼンマイ駆動赤道儀にて撮影したコマの中から、当夜(19日)21時30分頃の南天に向けたものの1コマである。 Ai AF Zoom-Nikkor18-35㎜f/3,5-4,5D IF-ED18㎜、絞り値F5,6 ISO1600 露出時間30秒のものである。 ピント合せはライブビューは使用していない。 尚、リサイズ処理のみで他の画像処理もしていない。 南天低い(当地では)星座が結構写っている。 とも座、はと座、ろ座、時計座、がか座(星は見えないが、領域のみ)等、もう少し早い時間には大好きな重星の一つであるエリダヌス座θ星アカマルも見得ていた。南から南西にかけて市街の明かりが結構有るが、透明度さえ並以上の条件であれば、南天星座の観察に支障を感じることは殆んど無い。 名前の響きと形が理由で、好きな星座の筆頭にあたるエリダヌス座の星を辿っていると、何故か無性に重星探訪がしたくなる。

 

12119orion1 下のコマは、Ai AF Nikkor35㎜f/2Dにて 絞り値F3,5 ISO1600 露出は45秒前後と思うが、此れが正真正銘のオルゴール赤道儀のファーストショット。レベル補正を若干施している。 街の明かりの影響が結構出ている。 

次回は露出時間や絞り、ISOを色々変えて撮影してみるつもり。   


遂に到来(^^;

2012年01月20日 12時46分05秒 | 天文ネタ

12119sora 遂に待ちに待った晴れ渡る空の到来である。 昼間は色々と雑事が有り、少々陽の傾いた頃より昨日の引き続きで正立プリズムの見え方及び装着の適合チェックをした。 残念ながら、前回の記事にも書いたように、ウィリアムオプテックス製は、造りも性能も良いようだが、主に組ませる予定であったFC60NZでは無限遠は出なかった。(LVズームがいい線まで行ったが後少し・・・)

夜になっても天気は崩れず、1年以上前に購入してから一度も使っていなかったゼンマイ駆動の歌うポタ赤を使ってみることにした。

Casio2_2 ニコンD700Ai AF Nikkor 35㎜f/2Dを取り付け、これまた、初めて使う機能のライブビューにてピントを合わせ、絞り値F3.5 露出時間30秒 ISO 1600にて初撮影。 画像は北西の中天より流れ落ちる冬の天の川であるが、もっと長い露出時間にも耐える追尾精度だが、見た目に近いとなると、この程度の露出時間が適当と判断した。JPGでもあるし全く弄っていないが、昨晩の空(極く薄い雲が覆っているような、透明感に若干乏しい感じは出ている) 午後9時30分頃の空 

このほか、他の星座等やレンズをAi AF Zoom-Nikkor18-35㎜f/3,5-4,5D IF-EDに換えて撮ってもみたが、私のような面倒臭がりやでも余り苦にならず気軽に星座や星景写真を楽しむにはとても良いモノだと思う。 現在は既に改良タイプになっているようだが、ゼンマイ駆動と云うのはこれぞ当に知恵と思う。  計10コマ程撮ったが、久し振りの撮影や初めて使う機能に手間取り随分と時間を浪費し、撮影のみで1時間以上費やしてしまった。

 

12119kanbou さて、本命の観望の方は、ペンタックス75セットにて木星を皮切りにオリオン座トラペジウム(多重星)、リゲル、一角獣座のβ星(三重星)、東から昇ているしし座のアルギエバ(黄金のペア)に東天低い火星の初観望をする。 途中から宮内10㎝双眼鏡を出して気の向くままに彼方此方に向け、双眼鏡でも楽しめる大犬座145(h3945)や昇り来る北斗七星の柄にあるミザール、その他、数多くの散開星団等を楽しむ。 シーイングは100倍以下程度でしか楽しめない並以下のものであったが、先ず先ずの透明度と快晴の空の下、大口径双眼鏡が最もマッチした夜であった。 久し振りに4時間近くの長時間観望で、此れまでの鬱憤を充分に晴らすことが出来た。

※ブログデザインの変更をしたらレイアウトも変わってしまった。 修正する気無し(^^;    


正立プリズムは使える!

2012年01月19日 17時13分33秒 | 天文ネタ

12118seiritu 来る日も来る日も大量の降雪に、何とか繋がっている星見への再々復帰を嘲笑うかのような快曇の日々・・・(今年になってから、一日も星の見えた夜が無い) 

そんな少々気の滅入るような毎日を送っているが、先日、正立プリズム(31,7㎜サイズ 45度)なるものを生まれて初めて購入した(それも2個)。 正直、この手のパーツは昔のツアイスサイズのバーローレンズと同様に玩具モドキの使い物にならぬものと思っていたのだが、使用してみると玩具どころか充分実用になるものであることが分かり、久し振りに満足感を得たと云うことで今回の話題とした。 購入したのはビクセン製(画像のもの)とウィリアムオプテックス製の2個である。 必要光路長の関係で画像のFC60NZ(アイピースはペンタックスXW-10)では接眼部の接続環を取り替える等の処置をしないとウィリアムオプテックス製ではピントが出ない。外観(造り)も価格も倍程違うが、安価な方のビクセン製でも遜色の無い性能である。 (因みに必要光路長(公称)はビクセンが87ミリでウィリアムオプテックスが100ミリ) 

12118taiyou 昨日の午後、連日の悪天から脱しかけたような空模様となり、その雲間より久し振りに貌を出した太陽を家族で観察したが、高めの倍率に関しては6㎝クラスのフィールドスコープより若干上の像である。 6㎝クラスのフィールドスコープを使ったことのある人はよくご存知のように、20~30倍がよいところで、それ以上(50倍以上)の倍率では鮮明度を欠いた暗い像となってしまうが、この組み合わせでは結像の劣化が幾分緩やかで寛容に私は感じた。(同口径クラスでの比較)

ところで何故、正立プリズムを購入するに至ったのかと云うと、偶に星座教室等の依頼が有るのだが(昨年も2度程有ったが、ともに天候や私の都合等で開催に至らなかった)、一般の方々には星座のガイドに関しては問題ないが、望遠鏡を通して月面等を見せる場合、絶対正立像が良い。実際、星見に慣れている我々でも、正立像に越したことはない。フィールドスコープを使う手もあるが、こうしたパーツを利用出来るものならより良いと思ったからである。  未だ数回の使用で実際の夜空を見たわけではないが、用は足りるものと感じている。 只、必要光路長の関係で、組み合わせを相当に選ぶので、購入には注意が必要である。     


2012年もよろしくデス

2012年01月06日 13時34分17秒 | つぶやき

Yozora20122 少々遅くなりましたが、今年もよろしくお願いいたします。 昨年は年末近くなって放置していたブログの更新をしたが、今年もこのパターンは続くような予感で一杯(^^; 

このところは良い天候に巡りあうこと全く無く、元日の夕方にほんの少し雲間より星が見えた程度。 この冬は昨年の11月末頃より降り始めた雪が毎日続き、融けることなく根雪となってしまい、当に冬の日本海側気候を存分に示している。 

やっと星見への再々復帰の状態に戻ったばかりの身には、この天候は厳しい。 此処最近は昨秋に購入したエリア別ガイドマップ月面ウォッチング(A/ルークル著/山田 卓 訳)を晴れ夜が来るのを願いつつ読んでいる。 と云うことで、今はフィールドスコープにて月をゆっくり、じっくりと見たい心境である。

さて、年初にあたり、我がブログ恒例の萬葉集から一首 (巻10-1885  作者未詳)

  物皆は 新たしきよし ただしくも
    人は古りにし よろしかるべし  
        

 (もの皆すべて新しいものがよい。でも、人間だけは老年長寿も悪くないですね。)