晏次郎のぐうたら日記

偶にする星見(重星観賞)や鳥撮関連などの気紛れ思いつき日記
  開設 2006年12月

さよならアンディ

2008年07月17日 19時16分03秒 | つぶやき

Andyorwatashi 七月十四日午後七時十六分 愛犬アンディが永眠。 一ヶ月程前より体調を崩し動物病院に翌日行く為にブラッシングやシャンプーをして夕方の散歩に行く催促を元気にしていたアンディが、突然、呼吸困難状態となり家族が異変に気付いてから二十分足らずの間に皆に見守られながら逝ってしまいました。息を引取る直前に、立っているのがやっとの状態でありながら確りと私達に挨拶をし、その後、散歩道に数秒間眼を留め力尽きたように横になった途端、息を引取りました。満九歳の誕生日を一ヶ月後に控えた矢先でした。 体調不良に気付いていながら忙しさに感け、病院行きを一日伸ばしにしていたことが悔やまれて為りません。飼い主としての自覚が欠如しているからに他為らず、こんな飼い主に律儀にも挨拶をしてくれたアンディのことを思うと余りにも申し訳なく自責の念が募る一方です。 只、飼い主の身勝手な言訳ですが、人が大好きなアンディにとって家族皆に看取られたのは嬉しかったろうと思います。だから苦しい中でも実に穏やかな表情で静かに亡くなったのだと思っております。だけれども、只一つ何故にもっと早く病院に連れて行かなかったのかというのが悔やんでも悔やみ切れません。一枚目の画像はアンディが我家に来て一年目(満一歳)の時のものです。(アンディに躾け中)

Andylast 二枚目の画像はつい先日に撮ったものですが、これがアンディのラストショットとなりました。我家の子供達にかまって貰ってご機嫌のアンディです。 もうこの様な姿を見ることが出来ないことはとても寂しく残念ですが、いつか良い想い出に変ると思います。 

この夜、私はアンディの亡骸を見守りながら星見を致しました。この日は夕方から綺麗に晴れ上がり星見を計画しておりましたが、アンディがこのようなことになり、それどころではなかったのですが、妻のアンちゃんが星になったのだから見てごらんと云う言葉と悲しみから少しでも逃れようとの気持ちに促され強い虚脱感の中で望遠鏡をセット致しました。全然、気乗りせず楽しい星見では有りませんでしたが、シーイングは非常に良くFC76が夏を代表する重星を見事なまでに見せてくれました。高度が低いにも拘らず月の直ぐ傍で輝くさそり座αも完璧に分離し、ヘルクレス座α牛飼い座εこと座ε1,2等は絶品に近い見え方だったと思います。只、その時の私は只良く見えているとしか思えませんでしたが・・・

08714anhoshi 組み合わせはFC76+EM-100で昨年の秋以来の出番ではなかったかと思います。一時間足らずの星見でしたが、無理にでも決行して良かったなと思っております。これも、アンディが死に臨んだ際の姿勢から教訓を得たものです。

その後、又、アンディの亡骸に暫し接し朝まで殆ど眠れぬ夜を過しました。翌朝、我家の庭に墓穴を掘り薄い布団とバスタオルに包み生前愛用していた食器や玩具、大好きな食べ物と一緒に花を沢山掛けて家族全員で埋葬致しました。余り状況を理解出来ていない子供達のはしゃぐ姿に悲しみを少し紛らすことが出来ました。 さようならアンディ、八年と十一ヶ月、本当にありがとう御座いました。

文中にてアンディの最後の挨拶に付いての説明ですが、立っているのがやっとの状態でありながら尻尾を力強く左右に五~六回振り、前肢を揃えて前に出しお尻を高く上げる仕草です。この仕草は嬉しい時に遊ぼうよを意味します。