晏次郎のぐうたら日記

偶にする星見(重星観賞)や鳥撮関連などの気紛れ思いつき日記
  開設 2006年12月

少しだけ

2008年01月31日 00時04分53秒 | 天文ネタ

08129p2fc76 一週間以上も続いた真冬日も一息ついて一昨日(29日)は春の陽気を思わせるような素晴らしい天気。夜に期待したものの夕方頃より雲が湧き始め観望準備の整った20時30分には空の8割が雲という状態。しかし、所々雲の切れ間からは素晴らしい透明度の空が覗き強引に観望開始。

機材はFC76P2架台の組み合わせ。このセットは最小にして最大の星見効率(個人的にですが)を狙ったもので、こうした空の状況では間違いの無い組み合わせと思います。アイピースはナグラーズーム3~6ミリのみで、100倍~200倍を使えることになります。先ずは、見えている星からβOri(綺麗に伴星が見えます)そして、火星土星と雲の間隙を突いての忙しない観望。条件は良くは有りませんが、火星も模様が分かり、土星も中々切れの有る見え方です。カッシニー空隙は若干翳っているかと云ったところですが引切り無しの雲襲来の為、確信には至りませんでした。うさぎ座の一部も何とか捕まえましたがγ星のみで他は最後まで雲の中・・・。他にも鏡筒を向けると雲に隠れると云ったことの繰り返しで非常に疲れました。しかし、普通、こんな状態の空では観望はしないでしょうが・・・終了は22時丁度でした。1時間半もの観望時間ですが、実質時間は4~5分でしょう。観望内容は前回同様散々たる結果ですが、今回は透明度が素晴らしかったので気分は悪く無かったです(^^;  外気温も何となく春の訪いを嗅ぎ取れる感じで来月はそろそろかなと云う期待が持てる夜でした。 今回の画像は機材をメインとした構図ですが、これは、新しい稼働率No1機材と云う意味でのことです。全てをセットしたまま持ち運びが可能で悪条件にも耐え、見え味も中々です(^^)


やっと初観望!でも・・・

2008年01月24日 15時03分36秒 | 天文ネタ

昨年のこの時期は好天に恵まれ、内容の濃い観望?をしておりましたが、今年は悪天のみの毎日でスッカリ後無沙汰のブログ更新です・・・殆ど休止状態(^^; 星が見えなくともネタを探すことは出来ますが、負担を感じ始めましたので今後は星見日記に限定することに決めました。 (負担と云うのは子供が未だ幼く手が掛かることと、年齢的に町や集落での立場から雑用が多く自宅での時間に余裕が無いのが理由です)  教訓 子供を作るなら若いうち(^^;

さて、昨夜はうす曇ながら星がポツポツと見えており今年初の星見をしました。しかし、風はピューピュー、月は朧で星は所々明るい星だけと云う状態。でも折角だからと65ミリ屈折(V1鏡筒)HF経緯台の組み合わせにて20時頃より開始。は朧なのでパッとしませんが久しぶりなので結構楽しめました。天頂付近にある火星は雲も薄く80倍程の視野の中で以外にクッキリと模様も判り一寸感動に近いものが有りました。しかし、ものの数分もしない内に雲が厚く為り始め、重星はカストル(綺麗な見え方では有りません)だけを見て終了。他の掲示板でうさぎ座の重星が話題になっており見たかったのですが余りに条件が悪過ぎました。来月に為れば好天もそろそろなので次回に楽しみは残します。30分少々の短い時間でしたが此れが今年の初観望。そして、今日は大雪で猛吹雪。星見の内容もパッとせず気分はサッパリ乗らず仕舞い・・・そう云うことで画像も有りません(^^;

 


三箇日は本でも・・・

2008年01月02日 23時22分21秒 | 天文ネタ

三箇日は本でもゆっくりと読もうと思っていた矢先、元旦の夜にご近所で不幸が・・・ それからというものお手伝いで正月気分もどこかに吹き飛んでしまいました(^^; 

0811saida 読む予定をしていた本は、(おはなし天文学) 著者は斉田 博さんです。 高校時代の三年間、私は(天文と気象)を購読しており、同名のタイトルで連載されていたものです。 天文学史の興味深いエピソードが書かれており毎号読むのを楽しみにしておりました。 その後、連載を纏めて本となり出版されましたが、直ぐに買おうと思いつつ今日まで延び延びに・・・漸く先日購入に至りました。 先に書いたような事情で、未だ少ししか読んでおりませんが、所々覚えており懐かしい気持ちです。 兎に角、この方の本は楽しいですので、読まれていない方は是非!お薦め致します。 その他、(星を近づけた人びと)上・下も間違いなく楽しいです。しかし、著者の斉田 博さんは既に故人となられており、ファンとしては非常に残念です。


平成二十年 元旦

2008年01月01日 13時56分19秒 | つぶやき

新しき 年のはじめに 豊の年 しるすとならし 雪の降れるは

大好きな萬葉集から祝ぎうたなぞ(^^)     昨年、私の地域では平年の半分程しか米の収穫量が有りませんでした。共済金等によって幾らかの補填はされますが厳しい正月を迎えております。今年は子年で統計的に豊作年の確率は高いとのこと、是非に豊作をと云うことでこの句を選びました。 又、今朝は静かに雪が降り、時折陽が射すという素晴らしく穏やかな元旦 当にピッタリの句だと思います。 これは、天平十八年 従五位下 葛井諸会(ふじいのもろあい)が元正太上天皇の詔に応じて正月の豊明りの宴にて詠んだものです。と、書いているうちに黒い雪雲が空全面を覆い猛烈な勢いで雪が降頻っております(^^;  これりゃ、豊作ですな(^^) それでは、今年も宜しく御願い致します。