晏次郎のぐうたら日記

偶にする星見(重星観賞)や鳥撮関連などの気紛れ思いつき日記
  開設 2006年12月

今後のスタイルは・・ を改め

2015年11月08日 22時21分05秒 | 天文ネタ

又も久し振りの更新だが、稲刈り最中(9月20日~10月5日)こそ星見はしていなかったが、その後は自動導入機能を使いながらの重星観望を細々と・・・しかし、この機能も一寸続けるうちに、確りとしたスタンスを持たない私などは可笑しな心境と云うか感覚に陥る。 導入遊び?に興じ、肝心の星は観ているのだが、記憶に殆ど残らないのだ。 撮影やスケッチ等を行う方々はこんな状況に陥らないのだろうが、観賞を旨としている私には、対象を星図で確かめ、ファインダーで探すと云う行為が含まれないと駄目の様で、情けなく残念だが自動導入機能は私には向いていないようなのである(^^; 

機材の方は、鏡筒をペンタックス10センチ及びタカハシFC76を交互に使っていたが、自動導入機能を暫く見合わすことに決め、架台もEM-10temmaからJPに戻し、11月1日からは鏡筒も久し振りの西村製20㎝ニュートン鏡に換えた。

真打登場と云ったところか、まぁ収まるべきところに収まったと云うことだろうか。 鏡筒のサイズからして搭載する際にはPODの内壁に干渉しないだろうかと心配していたが、当に各位置ともギリギリセーフと云ったところで冷や汗ものであった。(水平位置と垂直位置では干渉する場合もある) 但し、ニュートン鏡なので、観望位置については広々として実に快適。(屈折鏡のように鏡筒と内壁との間にて窮屈な思いはしなくて済む) 反面、常にPOD開口部に居るので外環境に晒されるのが、寒くなったこの時期一寸辛い(^^; 

11月1日の夜は、雲が多く、星見日和ではなかったが極軸設定等が主な目的で有ったので敢行。 設定後、下弦の月やオリオン座の重星を少々観る。 久し振りのスパイダー光条に懐かしさを感じた。 シンチレーションはあまり良くなく、グラグラ状態であったが、偶に静止するのでリゲルの伴星や多重星のσ星やオレンジ色っぽい主星の色が印象に残るρ星などを観る。 翌日、暇を見付けてファインダーの交換をした。 純正のファインダーは視野も狭く使い勝手が良くないので、軽量なビクセンの3㎝ファインダーを使っていたのだが、暗視野照明が付いていないのも又使い辛いもので、使っていない他鏡筒からタカハシ5㎝ファインダーを外し、少々の細工加工を施して交換。 快晴になった3日の夜、実に快適な導入を提供してくれた。 この日は北東天の状態が良く、ぎょしゃ座θ星の伴星が綺麗に見えた。光度差もあるので、結構分離出来ないことも多い重星だが、こんなに綺麗に観えたのは初めてかもしれない。 他にも著名な重星を4~5個観たが、この夜はぎょしゃ座θ星が一番の印象。 続いて翌日も観望したが、この日は寒波が入っているせいか、ピントすら出ない悪シーイングで、アルデバランカストールアルビレオと云った離隔のある重星を1時間ばかり観て終わる。

久し振りにニュートン鏡を使って感じたのだが、見え方の違いは条件に左右されるので判らないが、使い勝手が抜群に良いので観望が楽しい。 20㎝F9と云う長焦点鏡なので、殆ど使うことの無かった焦点距離の14ミリや21ミリアイピースにも出番が回って、眠っている機材の活用にもなった。 先ずは暫くこの組み合わせで行こうと思う。(冬に向かって反射式は如何と思うが・・・) 尚、近いうちに殆ど出番のない6センチ屈折(タカハシFC60)を同架する予定。