晏次郎のぐうたら日記

偶にする星見(重星観賞)や鳥撮関連などの気紛れ思いつき日記
  開設 2006年12月

こんなところか

2011年11月29日 21時11分50秒 | 天文ネタ

Sun 昨日、昼間に太陽を久し振りに見てみた。黒点が横並びにずら~と・・・。最近の太陽は賑やかなので観望も結構楽しい。画像は昨日の黒点の様子である。 但し、シーイングが悪く細かいところは見ることが出来なかった。(ペンタ75SDHF+F2経緯台 ビクセンLVズーム 天頂プリズム使用) 

さて、昼間の太陽観望の姿が今年の初めを飾ったように、実際に星見の再開は昼間の観望からであった。 星見から離れた理由は仕事や精神的なものを別にすると、星見場所が大いに関係ある。先ず、昨年の春に、家の敷地内全てに分厚く砂利を敷き詰めたこと、よってそれによる機材設置時の具合の悪さ(ザクザクしている)しかし、これは工夫次第で何とでもなるが・・(工夫する気力も失せていた)。 そしてこれが一番の理由だが、羆の出没である。 此処何年か前から、秋口になると頻繁に羆の目撃情報が我が家の付近ではある。(その他、エゾシカなども急激に増えており、田圃の中を走り回っている姿をよく目撃する) 羆以外は何とかなるが、羆だけは怖ろしい。一度怖気てしまうと星見に集中等全く出来なくなるもので、急速に星見への気力も失せていった。 現在も朝起きると、家の周りに色々な動物の足跡が夥しく残っていることが度々ある。(殆んど、エゾシカにキツネやタヌキだが、番犬として睨みを利かせていたアンディが居なくなったのも大いに関係するだろう) 趣味のことに蛮勇を奮うのも如何かと思うが、怖気も困ったものである。(特に私の性格は人一倍用心深い) 対策として柵の設えや観測所を建てようかとも思ったが、別の色々な理由で気力そのものも失せズルズルと・・・。 

しかし、前々回にも書いているが、カートン製6㎝屈赤との出会い等で、星見へのやる気も徐々に回復し始め、羆への恐怖対策として星見環境こそグッと劣るが住宅玄関先での星見へと変えた。そして、より軽快なスタイルを求め赤道儀搭載からF2経緯台カメラ雲台へと移行。但し、星見の内容は月や惑星のちょい見(30分以内)が殆んどで、星見の再開とは云っても、先行きはパッとしない感じだが、先ずは、このスタイルで暫く持ち堪えれるだろう。


其の前に

2011年11月26日 11時54分13秒 | 天文ネタ

Pen75sdhf 前回の続き(もう一難関について)を書く前に、画像にあるPENTAX 75SDHFは今年になって仲間入りしたものだ。 この鏡筒はこのメーカーが天文事業から撤退する時に購入を真剣に考えた鏡筒だったが、一寸躊躇している内に底払いとなってしまい、それからと云うもののず~と手に入れる機会を窺っていた。しかし、中々自分の条件(金額や装備)に合うものが出てこなかったのだが、今年メデタク見つけてゲットすることが出来た。 見え味は勿論、望遠鏡としての資質も文句なしでカートン6㎝屈赤共々、私を引き留め、引き戻してくれた望遠鏡である。 この鏡筒は、非常にコンパクトで密度の高い作りをしており、望遠鏡好きには堪らない魅力を持つ望遠鏡だ。 

初めの頃は昼間の太陽観望が殆んどであったが、最近ではF2経緯台との組み合わせにて夜(夕方)も出番が大いに増え、稼動率首位のニコンED82に迫る勢いである。 アイピースは専らペンタックスXW10㎜ニコンNAV-SW5㎜7㎜の3本とペンタ1.4×コンバータの組み合わせである。 又、最近はどの望遠鏡でもこのアイピースを使うことが多く、偶にビクセンLVズーム8~24㎜を組み合わせる程度。 このLVズームは正直それ程良いとは感じていないが、この焦点域は使い良く、フリーストップ架台ではバランスが変わらないので気軽なチョイ見観望には便利である。 さて、本題であった筈のもう一難関だが、たいしたことではないので次回にすることにした。 ・・書くのが疲れてきたから・・・(^^;      


コイツに引き留められた

2011年11月23日 17時24分06秒 | 天文ネタ

11813carton2 此処2~3年の星見離れが今年になってから回復してきたと先日の記事でも書いたが、殆んど天文撤退状態ズルズルから何とか引き留めたのは、此れ迄のように星の本でも無く、人でも無かった。凡そ予想はしていたが、やぱり天体望遠鏡であった。 今春、偶々ヤフオクを見ているとカートンの望遠鏡が出品されていた。入札者は誰も居無く、別に欲しくも無かったが冗談半分の衝動的入札をした。(開始価格で)そしてそのまま忘れていたところ、数日して落札おめでとうのメールが届いた。(私以外に入札者無し) 欲しくなかったとはいえ、そうなればそれで楽しみなもので到着を心待ちにしていた。 届いたものは型番カートン60EA(口径60㎜ 焦点距離900㎜ )でこのシリーズの最終型であり、ダンボールと発泡スチロールの組み合わせの箱に納まり欠品無しと云う状態であった。但し、レンズ、鏡筒の汚れや架台等の痛みは年相応に有って、使うまでには私の様な人種にとって、とても楽しい胸弾む作業を提供してくれた。さて作業が済めば早く使いたものだが、なかなか晴れ夜が来なくて、ファーストライトは2週間ほど経てからであった。 しかし、待った甲斐も有る実に良い見え方なのである。ペンタ65アポ及び75SDHFと並べてプルケリマ、こと座ε1,2等を見たのだが、本当に素晴らしいもので、遜色無し!否、若干凌ぐかな!と思う程。 この時を以ってチョイ見観望が再開されたと云っても良いだろう。 さて、この望遠鏡だが、組上げた状態でも軽々と片手で持てる重さで、持ち運びは非常に楽。 (尚、スリーブ径は24,5㎜なので、手持ちの31,7㎜スリーブに変更) そしてスタイルもスリムでエレガントですらある。 この軽快で美しい望遠鏡カートン6㎝屈赤(落札額は数千円)が、今回のタイトルに有るように、コイツの御蔭で星見撤退から引き留められたと云っても言い過ぎではないだろう。 だが、その後も又、一難関有ったのだが、其れは後日にでも・・・ (画像は8月中旬撮影)     


星見用としては・・・

2011年11月17日 13時54分39秒 | 天文ネタ

1041np 前回、眠くなって途中で打ち切ったことの続きとして、最近星見に使っている機材の使い勝手等を書いてみたい。 画像にある2台のフィールドスコープだが、大きな方がニコンED82一回り小さなものがペンタックスPF-65EDでニコンを購入する前まで常用していたものだ。 ペンタックスの方は天体用アイピースが使える31,7ミリスリーブで所有している色々なアイピースを組み合わせて使っていたが、どの組み合わせでも納得出来る星像を得たことはない。 以前、宮内の正立望遠鏡も所有していたが、其れと同程度の見え方で、正直、正立の望遠鏡は星見には使い物にならないと云う思いを持っていた。(低倍率での使用には耐えると思うが、それでも星像は甘い) 但し、20年以上前に購入した私にとって初めてのフィールドスコープで有ったビクセンの6㎝25倍は星見に使っても意外と良く見えた。(現在も鳥見に使用中)  ニコンのED82は3年ほど前に購入したのだが、ズームアイピースとの組み合わせでも像がシャープで、最高倍率にしても像の破綻を見たことが無い。 これは星見にも使えるかもと云うことで昨年辺りより使うようになったが、対象によっては、これ1本で充分なことが多々有り、手軽さも相俟って物凄い出番の機材となった。一番に感じたのは、口径が齎す威力だろう。星見に関しては、もう口径6~6.5㎝のフィールドスコープには戻れない感じだ。 実際は単焦点アイピースの方が良いのだろうが、私はお手軽と利便性のズーム接眼を選択している。 現在のところ、天体用の機材を含めても、このニコンED82が稼働率トップである。  


エッー! もう立冬・・・(^^;

2011年11月10日 22時26分27秒 | 天文ネタ

11116penf2 前回の更新(春は近いぞ)から随分と経ってしまい、暦の立冬に反応したようで、いくらなんでもそろそろと云うことで近況なぞを記すことにした。

星見の方はさっぱりご無沙汰状態と、このところの記事(このところと云っても相当前だが・・・)で書いているが、今年になってからは鳥見の回数とバランスが取れるほどに回復傾向である。 但し、30分を超えるような観望は殆んどないが・・・。

最近の星見機材は、ニコンの+フィールドスコープED8225~75倍ズーム接眼鏡カメラ三脚が殆んどで、この組み合わせにて月面木星著名な重星巡り。 それと、一寸だけ気合が入った時は、今回の画像であるペンタックス75SDHFF2経緯台カメラ三脚で、アイピースはペンタXWニコンNAVである。此方のセットでは重星巡りがメインの時である。しかし、観望時間が30分を超えたことは1~2回しかない。 この観望時間の短さは、仕事が終わって家に入るまでの時間(夕食前)で行っているからで、夕空での観望である。 今夕も木星、そしてカシオペヤ座ι星η星みなみのうお座β星を観望する。 但し、今夕は何時もより気合が入っており、もう一台タカハシFC60カメラ三脚も動員させた。 小屈折のシャープで美しい像を毎度眼にしていると、この口径で充分だと得心させられている自分に気付く。 と此処まで書いていたら眠くなったので今日はこれで・・・(^^;