晏次郎のぐうたら日記

偶にする星見(重星観賞)や鳥撮関連などの気紛れ思いつき日記
  開設 2006年12月

・・・と思ったが、いいね~

2016年04月27日 21時54分18秒 | 天文ネタ

極めて使用頻度は低いのだが、超広角レンズが欲しくて色々と物色している中、値段や巷の評判から韓国製のサムヤン14㎜F2,8を先日購入した。 試し撮りの為、夜空を数日間狙っていたが、中々条件に恵まれず、何とか昨夜、薄雲が有ったが撮影することが出来た。(今夜はもっと条件が良いのだが寒いのと風邪気味でパス。 そして、昨夜、木星、火星、土星の並んでいる光景をパチリ。(山の端より月が出る寸前) レンズの善し悪しは良く分らないが、自分的には充分な写りだと思う。 尚、撮影データはレンズsamyang 14mm f2.8 カメラ NIkon Df ( 絞りF/4 ISO1600 露出時間15秒)  この撮影後、久し振りに望遠鏡にて木星、火星、土星、しし座アルギエバを30分間程観望する。 韓国製のレンズは初めてだが、カメラ分野でこそ後進の国だと思うが、技術では現在世界でも1,2を争うお国のものなので全く心配はしていなかった。只、値段が安いのでその点が一寸気に掛かってはいた。しかし、、レンズ鏡筒の出来も良く写り良いのでお気に入りのレンズとなりそう。(画像拡大すると結構アラは見えて来るが、先ず私程度が使う分には申し分ないと感じている)


晴れてるけど、今晩は休み

2016年04月06日 21時52分28秒 | 天文ネタ

昨日も今日も晴れているが強風が吹き荒ぶ一日で、流石に星見をする気になれない。 星景写真を撮りに何処か近くの高原に行こうかと思っていたが、日中の仕事疲れと一寸風邪を引いたようなのでそれも中止。 結局ブログ更新でもしようと云うことになった。 先月の31日の夜は冠座ζ星σ星カラス座δ星の三つだけで後は木星を観て終わった。 但し、カラス座δ星以外は如何も面白くない見え方で時間的に天頂付近に有る冠座を導入するのに厳しい姿勢を取ったことで観え味そのものが一寸と云う様に感じてしまったらしい。 屈折鏡を使う場合、殆ど中高度附近で止め、天頂付近は狙わないようにしており、天頂プリズム等は付けているので見るのは良いが、導入が嫌なのである。 天頂付近を主に観る場合はニュートン鏡を使っている時だけなのだ。これはこれで、機材運用には棲み分けも出来て良いかも知れないが、星見の効率からいえば余り良いとは言えない。ここは効率を優先して、いちいちパソコンを持ち出すのは面倒だが、昨年同様に自動導入機能を使っての星見に切り替え、一昨日の4日の夜は自動導入で臨んだ。 

この夜は21時より開始し、しし座のγ星(アルギエバ)から始める。 気流の状態は良いようで次に木星を導入、結構観えているが関心の無いものを見るのは只見てるだけなので早々と重星観望へ戻る。 この時の透明度はあまり良く無く、明るい星が少ないかに座の重星を狙っていたので自動導入は非常に有難い。 先ずは春空では必見と云われるι星(イオタ)、黄色と水色の伴星の組み合わせが実に綺麗である。 次にφ2星(ファイ)これは略等光の重星で離隔5秒台で丁度手頃な重星。 そして、ζ星(ゼータ)三重星だが、その二星は接近しており、以前は離隔1秒を切っていたので15㎝クラスが必要だったが現在は1秒強なので口径10㎝でも分ると思う。因みに13㎝では140倍で極く普通に分れて観える。(実は昔のデーターで観たので、簡単に観えた時は少々興奮したのだ・・・) 以前にも向けた覚えは有るのだが、記憶が無い。 次は初見のポンプ座ζ星(ゼータ)この空域は街明かり等で手動導入は年に数回の高透明度の時しか狙えないが、自動は有難いものでいとも簡単に導入。離隔8秒程の手頃な重星。(重星の少ない場所なので観ておいた方が良いといっておこう) そして次も初めて観る重星でとも座ξ星(クシー)離隔が290秒位有るので低倍率でなければ何が何やら分らないだろう。色はオレンジ色といったところか?。そして、最後はうみへびτ(タウ)1星で、離隔70秒弱でうみへび座では結構有名な重星だが、私の感想は・・・である。 さて、自動導入だがパソコンをいちいち持ち出すのは面倒ではあるが、導入の苦痛から解放され観望に集中出来るので良いのかな? 何より、明るい光で消されている空域等の星を導入するには如何に強力なファインダーを装備していようが、これに敵わないだろう。 次回もこのスタイルで臨むつもり。 この夜、使用したアイピースはペンタックスXW3.5,同XW10、XL14,XL21,ニコンNAV5,7。 鏡筒はTOA130 観望時間1時間20分