晏次郎のぐうたら日記

偶にする星見(重星観賞)や鳥撮関連などの気紛れ思いつき日記
  開設 2006年12月

晴れない! もう諦めた・・・

2018年12月30日 23時47分57秒 | 天文ネタ

きっとこれが今年最後の更新だろうが、タイトルが(晴れない! もう諦めた・・)では何とも気の入らないものとなっているが、この天候では如何し様も無い。  まぁ年明けには少し天候も安定して少々の星見くらいは出来ることだろうと期待はしている。 

さて、歳の暮れの挨拶代わりに星見の話題と思っていたが、以上のような訳で星見は叶わなかったので、無理苦理ネタを絞り出すこととした。  私は当ブログで自分自身が行う天体撮影に対しては全く意義を感じていないと度々述べているが、これは今後も変わることはないと思っている。 但し、メモ代わりや記憶の助け及びブログネタとして細々と撮ってはいる・・・  そんな中で、四十年以上もこの趣味をやっていると撮影パーツ等は要不要に拘らず徐々に増えて来る。 偶に撮影する場合でもコリメート方式での拡大撮影なので、此れから掲載する画像のカメラアダプター類は十年位前まで偶に使っていた程度で、中には四十年位つかっていないものもある。 しかし、この手のパーツは天文を始めた頃には垂涎のパーツであった。 故に今も大切に残している。

一番最初に手にしたのが、一番右側のミザール製のアダプターで四十年は経っており又、その年数位使っていない。(当時所有していたミザールH-100で使用していた)次にはタカハシNCA(右からニ番目)だが、タカハシ10cm反射TS-!型を使用している時に購入したもので、これも四十年位前である。(このNCAが一番使用頻度が高かった) その次からはオークション等で手に入れたものだが、購入時期等の記憶が殆ど無い。一番左のペンタックスMP-2は最近手に入れたものだが、必要性に駆られたものではなく、単に所有鏡筒の関連パーツは取り敢えず揃えとこうという浅い考えから(^^; 一回は使ってみようと思ってはいる。 左からニ番目はタカハシ製の通称サンダーバードと云われていたアダプター。 その隣もタカハシの24.5㎜アイピース仕様だが、現行品と構造的には同じもので、此れまで数回使用したが中々使い良いものだ。 

先にも書いているが、最近はコリメート方式でニコンクールピクスP310とデジスコアダプターの組み合わせで、少し前まではクールピクス4500+ビクセンLVアイピース+DG-LVアダプターといった軽量なものでの拡大撮影に変えているので、中々重い一眼デジ(ニコンDf)とカメラアダプターでの組み合わせには戻る気になれない。 只、軽量なミラーレス機 ニコン1J5を持っているので、そのうち気が向いたら試してみようかと思っている。(特にペンタMP-2は未だ使っていないので)

と以上、絞り出したネタでした。 さて、今月でこのブログも満十二年となり、干支を一巡りしたということだが、来年からも、細々とこのブログは続けて行こうと思っている。 基本的に星見のメモ代りとしているものなので、文章等は自分さえ判ればよいので深く考えながらという書き方はしていない。(余りに酷くなった記事は非公開にしている) 又、星見のメモなので、当然記事は天文星見関連からの逸脱はしないスタイルを続けるつもり。   尚、今年になって、長年、所属していた地元の山岳会からも脱会、そして、日本野鳥の会からも脱会をした。 登山の方は肉体的体力的に無理で、長年幽霊会員として会に迷惑を掛けていたのでけじめをつける為。 野鳥の会は、時間的に会活動が不可能になった為。しかし、どちらも正直言えば、加齢の所為にしたくはないが、気持ちの方も若い頃の様な感覚ではなくなって来たのだ。 これは星見に関しても同様だが、単独でやっている私にとっては少々疲れていようが、時間に余裕が無かろうが、庭先でチョチョイと出来ると云う、この手軽さが続けられる理由のように思う。 今後に向け、身体の続く限りこの趣味を続けて行こうと思う。 

それでは、皆様、良いお年を

 


やっと晴れ!

2018年12月04日 21時54分14秒 | 天文ネタ

 一昨夜(2日)と昨夜(3日)に連続で星見をすることが出来た。 先月のEM-200架台ファーストライトから一月近く経ったが、やっと晴夜が来たのである。 この時期になれば全くと言ってすることが無いので、体力も気力?も漲っているのだが、晴れないことには如何し様も無い。  と云っても首のヘルニアが悪化して体調は余り良くないのだが・・・ 

先ず一昨夜は22時30分より星見の開始。少し遅い時間からになってしまったが、実は一時間以上前から架台とパソコンの通信が上手く行かずにスッタモンダしていたのだ。(COMポートの変更で解決したのだが、他のことが原因と思い込んでツマラナイ時間浪費をしていたのである) 又、鏡筒もミューロン180CからTOA-130Sに換装作業も理由。

低高度まで晴れていたので、目的はエリダヌス座θ星(アカマル)を見る予定でいたのだが、時間が遅くなりすぎて叶わなかった(南中時附近でなければ山影に隠れてしまったりで、当地では無理) そこで、チョイと寄り道で旬ではない火星を一寸だけ見る。(像はグラグラで模様の明暗が分る程度の見え方であった)  そこで、アカマルを探す際に、ふとウィルタネン彗星のことを思い出し、スマホに入っているiステラにて位置を確認してNIKON Dfとニッコール20㎜レンズにて絞りf4 露出時間約18秒 ISO 3200にて23時21分 静止撮影。(勿論、撮って出しJPG)余りにイメージが小さく、黄色〇の中に写っている

切り抜いて、ほんの少しだけ弄ったのも載せておこう。

何れにせよ、私の拙い技術では載せない方が良かったくらいだが、備忘録なので・・・

その後は、エリダヌス座ο2星32番星いっかくじゅう座ε星β星おおいぬ座μ星α星(見えそうで見えない感じ) オリオン座β星σ星ζ星ρ星トラペジウム等を楽しむ。薄雲が出てきて24時20分に終了。

翌日3日は日中の天気は良いが、夜には曇るとの予報で有ったので、18時10分より星見を開始した。 予報でいっていたように、薄い雲が張り始めて来ており、透明度は可也悪くオマケに風が強いと来て、予定していたエリダヌス座のアカマルが見頃の高度に達するまで、空は持ち堪えることが出来ない感じであった。 取り敢えずうお座の重星巡りをすることにした。Ψ1星55番星51番星35番星ζ星α星を観る。ここでは何と言ってもα星が素晴らしい。 次にくじら座γ星ν星に向けたが、シーイングが急激に悪くなり、どちらもどんなに頑張っても分離することが出来なかった。 うお座にしてもこの日のシーイングは前の晩よりも可也悪く、口径13㎝でも苦労した。アイピースは両日共、PENTAX XW3.510XL21NIKON NAV5,7,14の6本体制。 前にも記したが、使用するアイピースはこの6本が9割方で他のアイピースは余程でない限り出番は無い。 結局、雲が空全面に拡がり19時40分に終了した。 

この2日間も全て自動導入機能での星見であったが、もう元には戻れそうになく、その機能のない架台での星見は出来そうにない。 経緯台等もあるので少々困っているというのが正直なところ。 まぁ、気分転換で又使う様に為るかも知れないが・・・