社日の今日は我集落の地鎮祭でした。 私は当番で昨日から供える餅搗きをしたり幟を立てたりと準備をしておりました。 今日も朝から会場である会館の神棚や掃除をして結構忙しかったです。 集落の皆が集まったところで、産土の神に今年一年の五穀豊穣を祈願して神棚に全員が手を合わせ、その後は宴会です。しかし、集まったメンバーの顔を見ると私が就農した時と同じメンバーで新しい顔は何処にも無く、私が一番の若年です。
65歳以上が半数の集落を(限界集落)と位置付け、ここ十数年程度で消滅すると云われておりますが、我集落は65歳以上が八割ですから、もう十年も経てば冠婚葬祭等に於ける共同体としての機能は失われ消滅でしょう。この地に入植してから百二十年間連綿と行われてきた地鎮祭もそれ程遠くない将来には出来なくなるのかな?と云う何とも侘しい気持ちに駆られます。
そんな折、能登半島での地震のニュース。 画面では何とも痛ましい惨状が映し出されておりました。私も十数年前に大地震の被害に遇っておりますので、痛いほど被災者の気持ちは判っているつもりです。物質的な打撃よりも精神面での方が強くダメージを受けますので、前を見つめることだけ考えて一日も早く立ち直って頂きたいものと思っております。