晏次郎のぐうたら日記

偶にする星見(重星観賞)や鳥撮関連などの気紛れ思いつき日記
  開設 2006年12月

そんな殺生な~

2007年03月30日 13時45分36秒 | 天文ネタ

昨夜は、諦めていた天候であったのですが、就寝前に一寸外を見てみると星が結構出ておりました。 この日は朝3時に起床で仕事の疲れも有り眠かったのですが、少しだけ見ようと思い観望場所へ直行。 (その前に夕方、月を30年ぶりに撮影)

前回の機材と同様のペンタ105+EM-10の組み合わせにて簡単な極軸設定を行っているうちに、空全体に薄雲が張り出しアッと云う間に2等星がやっと、それも束の間で月とアークトゥルスと土星しか見えなく為ってしまいました。 それでもタマに薄い層の部分になると2等は見えるので、おおぐま座のε星の付近に鏡筒を向け、78UMaを捉えました。当然、分離出来る訳もなく近くの∑1695UMaに変更しましたが、ファインダーでも星が見えなく、主鏡筒に低倍のアイピースをつけて捉えました。主星の光芒までもが薄れる中で何とか伴星を見ることが出来ました。其の侭暫く視野内に留めて薄い層が来るのを待ち、何とか鑑賞に耐える状態に至りホッと一安心でした。その後、土星と月を少々見て、40分足らずの観望を終えました。∑1695は小口径で楽しめる重星(6等と8等位の星が4″弱で並んで先ず先ず綺麗)ですが、記載されている文献は余り無く不思議に思います。結局、今回の観望はこれのみでした。

Uso 今日の昼前にコンデジを持って裏の河原へ。 何やら口笛を吹くような音が聞こえ、其の方へ目をやると河岸のヤブ原にウソが1羽。 急いでパチリと・・・

距離も遠く詳細は判り辛いでしょうが、の部分がばら色ウソが何とか写っておりました。 これ以上のアップに堪えない甘ピンですので、此れが限界です。 人の口笛のようなフィーとかヒーと聞こえる美しい声で鳴きます。スズメより一寸大きい鳥です。


30年ぶりに

2007年03月29日 20時47分24秒 | 天文ネタ

Moon3今日の夕方、30年ぶりに月を撮影しました。 何故か私は月を観ると云うことは非常に少なく撮影に関しては30年ぶりのことです。

偶に見ることがあっても双眼鏡の使用が殆どで、年に数回程度です。

今日の夕方は西の空から雲が押し寄せ、夜の観望が絶望的なので、慌てて撮影だけでもと思いTS65ミリP型鏡筒をカメラ三脚に載せデジ一眼の直焦で撮りました。画像は夕空で明るかったのでバックを暗く落しています。


雪やこんこん♪

2007年03月28日 06時43分18秒 | つぶやき

327yuki 朝4時半からの作業で、稲育苗ハウスの準備作業が概ね終わったところで、雪が降り出しました。

予報では雨だったのですが・・・

327yuki2 アッと云う間に雪景色。

夕方には雪も止み空も晴れてきましたが、積もった雪が融けだしていつもの観望場所は酷い泥濘・・・準備はしていましたが結局断念。(本当は待機しているうちに寝てしまった)

その後、気温はずんずん下がり-6度。 こうした天候を繰り返し春になるのでしょう。


地鎮祭・・・

2007年03月25日 23時31分42秒 | つぶやき

社日の今日は我集落の地鎮祭でした。 私は当番で昨日から供える餅搗きをしたり幟を立てたりと準備をしておりました。 今日も朝から会場である会館の神棚や掃除をして結構忙しかったです。 集落の皆が集まったところで、産土の神に今年一年の五穀豊穣を祈願して神棚に全員が手を合わせ、その後は宴会です。しかし、集まったメンバーの顔を見ると私が就農した時と同じメンバーで新しい顔は何処にも無く、私が一番の若年です。

65歳以上が半数の集落を(限界集落)と位置付け、ここ十数年程度で消滅すると云われておりますが、我集落は65歳以上が八割ですから、もう十年も経てば冠婚葬祭等に於ける共同体としての機能は失われ消滅でしょう。この地に入植してから百二十年間連綿と行われてきた地鎮祭もそれ程遠くない将来には出来なくなるのかな?と云う何とも侘しい気持ちに駆られます。

そんな折、能登半島での地震のニュース。 画面では何とも痛ましい惨状が映し出されておりました。私も十数年前に大地震の被害に遇っておりますので、痛いほど被災者の気持ちは判っているつもりです。物質的な打撃よりも精神面での方が強くダメージを受けますので、前を見つめることだけ考えて一日も早く立ち直って頂きたいものと思っております。 


沈むオリオン

2007年03月23日 01時18分49秒 | 天文ネタ

Oripentax 仕事の疲れと寝不足で、今夜はしないつもりがツイ・・・・22時頃に家を出て画像は鏡筒の温度順応を待つ間、静止撮影。オリオン座が山に没しようとしており、弥が上にも春を感じさせます。

今夜の観望内容も重星で、一寸だけ土星を見ました。昨夜より気流は安定していませんでしたが、先ず先ずの観望日和でした。(雲がひとつも有りません)

最初にδGemを捉えましたが、ピシッと見えず未だ温度順応がイマイチです。(星像がイビツ)それでも、色の対比は綺麗に見えました。続けて近くのζCnc∑1399Leoを見たのですが、今、何としても思い出すことが出来ません。ボケが始まったのかと一寸不安ですが、疲労が原因かな・・・ 次ぎは49Leoを入れましたが、丁度良い離隔で好きなタイプの重星です。次もしし座の重星、ιを入れましたが中々難しいです。100倍が一番伴星が見易かったです。(結構難物)続いて83Leoしし座のWW星でこと座イプシロンよりバランスは劣りますが此方のほうがカラフルです。そして、90Leoの3重星に今回一番綺麗と感じた54Leoを暫く鑑賞して寒さに堪えられなくなり観望を終了しました。(明日の仕事が心配)23時30分で観望時間は1時間半でした。使用機材はペンタックス105SDHFEM-10T2jでアイピースはペンタXW10㎜XO5㎜XL14㎜でした。 これからは、対象を1つ見るごとに記録しようと反省の材料が出来ました。あ~年かな・・・


気忙しい観望

2007年03月22日 01時58分44秒 | 天文ネタ

321em100ts1夕方の天気からは全く期待していなかったのですが、所々星が出ているので一寸だけと思って観望に出掛けました。先日、某掲示板で10cmF10ニュートンの素晴らしさを力説してしまい、何としても10cmニュートンを使いたかったと云うのが今回幾分強引な観望へと走らせたようです。

外へ出てみると7割は雲に覆われ、時折姿を見せる空域の観望に終始しました。 当然機材はTS-1鏡筒EM-100の組み合わせで、アイピースはLVズームナグラーズーム、それにペンタXW10㎜XL14㎜、珍しく主に使用したのはペンタでした。(大抵はズームが主体です)

先ず、土星を入れましたが申し分ない像で、切れ味が素晴らしいです。昼間は西風が強く気流の状態には期待していなかったのですが、中々如何して非常に良く見えます。変にコントラスが高い訳でなくナチュラルで諧調が滑らかと云う表現が一番適切な感じです。しかし、それも1分足らずで雲の中。次ぎは牛飼い座が見えてきたので、先日見忘れたμBooκ.ι星を観望。μ星は3重星で中々良く、κ星は伴星の色が美しい。しかし、これ等も数秒見ては雲、又出て来たのを見ると云った落ち着かない観望でした。 その後、からす座が見え、これも先日捉えることが出来なかった∑1669を入れようとしている途中で、綺麗な3重星が視野に入って来ました。ナンダコレ?調べると∑1604でした。綺麗に三角形に並んでおり上品です。但し、これも、直ぐに薄雲がかかりジックリとは見ることが出来ず次回、ジックリと鑑賞したいと思います。(一寸見でしたが、久々に綺麗な重星に出合いました) その後は、9割方雲に覆われγLeoを薄雲を通して今回の観望を締め括りました。 その他、εBooは当然の如くで、αGemζUMaと星雲団でM13M64を落ち着かない中で観望しました。天候の割りには結構数は見たのですが、とても気忙しかったです。 21時40分から23時20分迄行いましたが、実質星を見ていた時間は10分?有ったか如何かでした。


夕日と月、金星

2007年03月21日 20時48分14秒 | 天文ネタ

321irihi 夕方、少し晴れて来たので月と金星を撮ろうと思い近くの海が見える丘へ。でも、雲が多く金星は雲の中。 海に沈もうとする夕日を撮影。

 

 

321moon 諦めて帰る途中で月と金星をパチリ。 もっと遅い時間まで待っていましたが、其れっきり雲の中でした。 どうも、私はチャンスに弱いようです。地球照を撮りたかったのですが・・・   車のエンジンをかけっ放しで窓から撮影したので、ブレてます。    


駄目でもショック無し

2007年03月19日 21時29分10秒 | 天文ネタ

319kanbou 今日は昼頃に部分日蝕が有る為、仕事を中断して観望の準備をしました。しかし、食前は何とか太陽が見えていたのですが、いざ食始めになった途端雲に覆われてしまい、挙句には雪まで降りはじめ撤収と相成りました。

その後、家に入りステラナビにて我慢しましたが、今回の部分日蝕は余りに食分が少ないので、全然ショックは無かったです。

画像は、V1鏡筒EM-10T2j架台をセットし観望に備えていた模様で、未だ、空には晴れ間が有りました。この後、数分のうちに右画像のような状態になったのです。

Sun319本当はこんな感じで見えた筈なのですが・・・ステラナビから食分最大時の画像です。 食分0.06


数年前の空

2007年03月18日 12時46分52秒 | 天文ネタ

Sarch2 画像は数年前の我町の夜空で、パチンコ店によるサーチライト照射を撮影したものです。 ネット(天文関係)で知り合った方々から激励や支援を受け、町のネット掲示板や議会への請願書提出を経て稼動永久停止に持って行けました。

現在でも他町村に設置のサーチライト光が天候により見えることも有りますが、略、星見等には影響の無い状況に有ります。(最近は光を確認しておりません)  此れも、ネット環境を利用出来る時代で有ったればこその成果でした。 その時にお世話に為った方々には今でも深く感謝しております。

この、我町に設置されていたサーチライトは能力的にトップクラスのものであったらしく、50~60キロ遠方まで光が到達する代物で、それが、ランダムに四方八方に強力な光で空を掻き回すので星見どころでは有りませんでした。 しかし、一般の方はサーチライトに関して容認賛成派の方が圧倒的に多く、当時、私に食って掛かって来る方も沢山おられました。 多くの理由は田舎にも都会の雰囲気が欲しいと云うこと、そして、パチンコ店に対しての同情の声も聞かれた程です。 色々、環境、エネルギー問題等や、近隣の天文ファンが迷惑している等々を説明したことが思い出されます。 最近、環境省でも光害問題に対して従来の光害対策ガイドラインから一歩突き進んだ策定作業が行われているようで、非常に注目と期待をしております。


何にも無い貌

2007年03月17日 12時11分44秒 | 天文ネタ

317ts50 昨夜は期待しながら夜半過ぎ迄空のウォッチをしておりましたが、雪が降り出す始末で×。

しかし、今日は朝から雲が切れだし素晴らしい青空が拡がって来ました。 そこで、TS-50を引っ張り出し、久しぶりに太陽の観察をしました。でも、何にも無い貌の太陽だけ。何か一つ位は見えないかと眼を凝らすも全く見えません。

画像の屋根上に広がる北側の空、当に抜けるような青空でした。