晏次郎のぐうたら日記

偶にする星見(重星観賞)や鳥撮関連などの気紛れ思いつき日記
  開設 2006年12月

段取りだけは・・

2019年02月24日 21時38分44秒 | 天文ネタ

昨日(23日)は、POD内での使用に窮屈さを感じるTOA-130へのプチ改善作業を行う。 昨年、偶々ネットで「雲三昧」さんのTOA-150の鏡筒周りの画像を拝見した際に、これは良いなと思い直ぐにケンコースカイメモS用(1キロ)バランスウェイトを購入した。しかし、そのままでは取り付けることが出来ないので、作業するもの面倒でそのままにしていたが、晴れる日が巡ってくるとやる気も出て、昨日、ウェイトシャフトにTOA-130用のウェイトバンドに付けるべくM10のネジ切りを施して取り付けた。 又、TOAグリップも真似して逆に取り付ける。(若干、接眼部側に重心が寄る) これでPODの壁とのクリアランスが4センチ程増え、これが限界かなと云ったところ。 POD購入時にカーゴを付けて於けば、こんな苦労は無かったと思う。

そして、今日(24日)は機械倉庫の空いている場所に、西村20㎝ニュートン鏡を載せてJP赤道儀をセットした。 南東から南西方向しか見ることは出来ないが、略、南天の天体しか見ない私には何の問題も無い。 ファインダーは余っていたスカイサーファ3を取り付け、惑星や明るい重星しか見ないので、光学式ファインダーは外した。 実際、暗い星を導入するのでなければ一般の光学式ファインダーは当地の空の条件では不用と感じていた。 只、西村20㎝の主鏡だが、可也酷い状態になっており、今後も使用するのであれば要再メッキ状態(^^;

これで、一応準備は万端である。

 

 


いよいよ春! 連日の星見

2019年02月23日 21時34分40秒 | 天文ネタ

21日は朝から長距離かけての鳥見であったので、夜は相当疲れていたが22時00分より透明度の悪い空では有ったが星見を開始する。今回はPODが開放可能状態であったので、TOA130+EM-200の組み合わせにて行う。 尚、この夜は透明度も悪いがシンチレーションも良くなくオリオン座β星、ζ星の伴星が辛うじて判別出来ると云った状態で、ぎょしゃ座のθ星は判別出来なかった。 いっかくじゅう座β星、ε星は簡単な対象なので綺麗な分離であった。 絶対に無理と判っていたが、シリウスにも随分と長時間望遠鏡を向けていたが当然まったく分離は出来なかった。 この夜の透明度が低いと記したが2等級がやっとの空で、こんな時の自動導入機能は有難いとつくづく思う。 久し振りのPOD内からの観望で、何時もの記念写真を照明全開でシャッターを切る。

この夜は23時30分迄行う。 さて、翌日も天気であったが、この日も往復400キロ程の車の運転があり一寸疲れを感じていたが空は快晴。 21時丁度より前日の組み合わせにて略同様の重星を巡る。 しかし、前日とは打って変わってシーイングが良く、オリオン座β星、ζ星もスッキリ綺麗な分離状態。これならばとシリウスに向けるがアイピースを覗いた瞬間に伴星が確認出来た。(前に伴星を確認したのは何時だったか忘れてしまった・・・) 当然、シーイングも波があるので、ずーと観えている訳ではないがしっかりと確認が出来た。その他、オリオン座ρ星、λ星一角獣座β星、ε星、ぎょしゃ座θ星を1時間程観て、条件は良いのだが眠いので終了とした。 両日とも多用したアイピースはニコンNAV5㎜、7㎜ペンタXW10㎜であった。 

 


やっと晴れた!・・・

2019年02月19日 12時59分48秒 | 天文ネタ

やっと晴れた日がやって来た。 昼間は少し遠出を掛けての鳥見に勤しみ?(実際は鳥の姿が全然無く、ドライブしただけの感あり)夜はと思ったが、友人の御母上さまのお通夜ときて、なにか気が殺がれた様な感じでの星見となる。18日 21時50分より星見を開始するが、PODの所々に氷がへばり付いていたので使うことを諦め、TS130+ASKO架台での星見とした。 満月近い月の光は煌々として雪面を照らすので、機材等の設置は非常に楽である。 只、設置直後より雲が出始める

 

先ずはオリオン座β星、δ星、ζ星(?が付くほどの厳しい観え方)、トラペジウムを観て、おおいぬ座α星、ε星(太刀打ち出来ず)、ぎょしゃ座θ星(これも143倍でやっとの見え方)。 このようなシーイングの時は、難易度の低い明るい横綱級の重星を観るに限る。 天頂付近に輝いているふたご座α星(カストル)を入れるが、やはり素晴らしい姿、続いておおぐま座ミザール、りょうけん座α星(コル、カロリ)を観、最後はこぐま座α星北極星(綺麗な分離状態)を観て23時丁度にお開きとした。 (雲脚が速く星見の続行が不可能となった為) 一応、久し振りであったため、アイピースは何時ものペンタXW、XLニコンNAVに加えペンタXO 2.5㎜、5㎜等も用意して臨んだが、このシーイングでは厳しく、7㎜が使える限界であった。 何であれ、これが今年初の星見となった。