前記事で、エイコー9cm反射はもう使うことはないだろうと書いたのだが、余りに見えな過ぎたのが気になって先日、主鏡も洗浄し光軸の修正をやり直した。 洗浄の際、主鏡を外す時に気付いたのだが、セルの押えネジが締め過ぎていたようなので、取付け時には調整した。序にセンターマークも入れ、少々真面目に調整をしておいた。 その後、 晴天の夜は相当数あったのだが、野良仕事の疲れで伸ばし伸ばしになっていたが、昨日、夏には珍しい涼しい一日で、夜になっても虫一匹飛ばない快適な条件となったので、意を決し(夜は本当に眠くて、行動を起こすのが非常に大変なのだ・・・還暦過ぎての長時間の野良仕事はきついのである)星見開始。 カスタム経緯台にエイコー9cmを載せ、アイピースはドロチューブサイズの関係でツァイスサイズで行う。 鏡筒の温度順応も殆どせずにファインダーの光軸等を合わせの時間を順応に充てる。 午後10時30分より南天に見える土星を先ず視野に入れる。 47倍の土星はキリっとした像で、直ぐに120倍に上げるが、此れまで全然違う美しい見え方で、カッシーニの空隙も余り良好とは云えないシンチレーション(昼夜の温度差は10℃以上有り、吐息が白く見えることもあった)の中、先ず先ず確認が出来た。 その後、重星観望に切り替えたが、口径的に難易度の高い対象は無理であったが、著名で観易い対象は充分に楽しむことが出来た。(牛飼い座プルケリマ、ヘルクレス座α星、アンドロメダ座アルマク、こと座WW、いるか座γ星、カシオペヤ座η星、その他) 午後11時40分に終了。
画像はいて座η星(分離不可)に向けている図である。 久し振りにニコンAF 20㎜ F2.8を使ったが、F5.6迄絞っているのに、レンズ設計が古いのかsamyang14㎜ F2.8開放にも遠く及ばない星像だ。 因みに家の玄関の照明も又、すぐ傍の防犯灯LEDも点灯しているので、相当に明るい環境の中である。 露出時間60秒 カメラ ニコンDf 周辺部は少々カットしている。 ※このカットは前ピンなので、比較参考にはなりません
誰が閲覧しているか判らないWeb上でろくに調整もしていない器材のインプレは厳に慎もうと肝に銘じた。 本当にエイコー9cm反射 御免!! でも、出番はそんなにないかも・・・