天候は一向に優れず、現在、天界を賑せているマックノート彗星の確認も叶わぬようです。
各地で撮影、観測に成功された方の画像や記述をネット上で拝見出来ますが、此ればかりは、我が眼にて実際に見ない限り気持ちを納得出来るものでは有りません。 今日が、観望のチャンスとしては最後らしいですが、この天候では…私には縁の無かったものと諦めざるを得ません。
さて、話は変わりますが、昨年の秋、久しぶりに星図を買いました。高校生の頃より気に留めていた新標準星図(当時の書籍名)です。価格の面や見易さ等の理由により、私は全天恒星図を購入した訳ですが、使ってゆくにつれ物足りなさを感じておりました。その後、ユポ紙使用の野外星図2000や実用全天星図、又、天体ガイドマップや星空散歩ガイドマップ等を購入し観望に使っておりました。私のレベルでは皆充分過ぎる星図ですが、ネットで標準星図2000第2版が殆ど在庫切れ状態で、今後の再販の可能性は無いとの情報を得、今を逃しては一大事と慌ててアマゾンに発注した訳です。取り寄せに3~4週間かかるとのことでしたが、略、3週間で届きました。感想としては装丁も立派で結構見易く、自由に書き込み出来る白星図も掲載されており一目で気に入りました。どの星図にも云える事ですが、星図と云うもの、星屋にとっては何とも楽しくなるもので、星見の出来ない夜、次はこの天体を見ようとか、ここにはこんな天体が有ったのかと、頭の中で実際の空と重ね合わせながら、眺めるのは実に楽しいものです。(山屋が地形図を見ながら山行計画を練る感覚ですね)