つながりあそび・うた研究所二本松はじめ

二本松はじめ(ピカリン)の活動予定や活動報告、日頃、考えていることなどを書きます。研究所のお知らせも掲載します。

抱っこ通信761号 今年も夢わかば岩手ツアー

2016年10月27日 | 抱っこ通信
夕方、岩手から帰ってきました。
今年も夢わかばプロジェクトで岩手ツアーを実現できて嬉しかったです。自分の体が動く限りツアーを続けていきたいと思っています。

ある面ではこの国のひずみというか、人間を、暮らしを、生業を大事にしていないこの国の政治の現実がここにあります。うまく言えませんが、一人の人間としての悲しみ、怒りを通り越したものが私の中にあります。

それでも、保育園で子どもたちと遊ぶ中で、子どもたちの笑顔に救われたり、励まされたりしています。まさに「子ども夢 子どもは希望 子どもは未来 子どもは宝」を実感できるのです。つながりあそびをつくって、広めていて心から良かったなと思えます。ですから何度でも足を運びたくなるのです。

今回は5年ぶりに陸前高田市の保育園を4園回りました。津波で全壊し、この5月に新園舎になった高田保育所、津波で半壊し、高台に新園舎を建てた竹駒保育園、津波で半壊し、同じく高台に新園舎を建てた広田保育園。新園舎からは旧園舎が望めます。そして、津波の前に新園舎になったばかりの米崎保育園です。

5年前に回った時には、高田保育所は旧米崎保育園園舎を借りて保育をしていました。竹駒保育園は壊れたままで、同じ福祉法人で近くの上矢作保育園に子どもたちは通っていました。広田保育園は床上浸水でしたが、保護者などの力で泥などを片付けて保育を再開していました。

211年の7月に大槌町の安渡保育所に行ったのが被災地の保育園に行った最初でしたが、夢わかばプロジェクトとして現地での実質のスタートを切ったのが陸前高田市の保育園まわりだったのです。当時開園していた8園を回りました。
被災地にどうしてもカメラを向けることができなかったです。いまは復興の足音が聞こえていますので、この現状を知らせる意味でもカメラを向けなければと思うのですが、なかなか時間もありません。

さて、岩手ツアーは岩手県保育連絡会の仲間たちの協力がなければ実現できません。というか、私としては、共同の活動と言っても良いかもしれません。どこの保育園で何を必要としているか、つながりあそびを待ってくれているのはどこの保育園か、また、どこに行ってほしいのかをなどを見極めて、折衝などしてくれてスケジュールも組んでくれています。
特に保育連絡会副会長の渡辺さん(ホワイティ)には大変お世話になっていますし、渡辺さんも仕事の許す範囲でツアーに同行してくれています。見かけは子どもたちが言うホワイティそのもので、やわらかい感じですが、実は仕事(自治労連)でも、生き方でも一本も二本も筋の通った人です。だからこそ、子どもと私たちと一緒に遊ぶしなやかさも持っている人なのでしょうね。

今回は岩手ツアーの記事が載っている、岩手県保育連絡会のニュースを、許可をいただいて掲載します。



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