つながりあそび・うた研究所二本松はじめ

二本松はじめ(ピカリン)の活動予定や活動報告、日頃、考えていることなどを書きます。研究所のお知らせも掲載します。

抱っこ通信1211号 いのちたちは

2021年10月30日 | 抱っこ通信
 いよいよ明日は投票日です。自分の暮らしを決める選挙です。自分の未来を決める選挙です。子どもたちの笑顔を守る選挙です。投票に行きましょう。

 24日、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)代表委員の坪井直さんがお亡くなりになりました。核兵器廃絶と被爆者援護の活動のシンボル的存在でした。私はニュース等で、坪井さんの顔を、声を見たり聞いたりするだけで勇気と元気をもらっていました。仕方ないことですが、被爆者や戦争体験者が少なくなってきています。彼らの声なき声も含めて、戦後生まれの私たちは、子どもたちに戦争や平和をどうやって伝えていったらよいのだろうか、何ができるのだろうか、を心のどこかでずっと考えながら生きてきたと思います。きっと、それは親たちも先人たちも同じだったのではないかと思います。
 還暦を迎えた時に、そんな思いを『ほんの少しだけ』という作品の中に書きました。

♬父や母は 私のことを 父や母の時代よりも
 少しだけ ほんの少しだけ 幸せになってほしいと
 休むことなく 一生懸命 働き育ててくれた

 おはようと 家族みんなが 顔を合わせられる喜びを
 白いごはんを おなかいっぱいに 食べられる喜びを
 夢を見ながら  ゆっくりと 眠ることの喜びを

 あらためて大声で 叫ぶことではなく
 いのちが この地球に 生まれたその時から
 親たちがずっと願って 願ってきたことです♬

 そして、自分が選んできて活動してきたのが、つながりあそび研究所をつくり、子どもたちと、子どもたちと共に育ちあう仲間たちに、遊ぶことの楽しさと、その楽しさを奪われないためにも仲間たちと手をつなぎ、たたかい、仲間を広げることを伝えることでした。と書くと恰好いいけど、ただ遊んでいただけかもしれません。おもしろいしね。
 だからこそ、ここのところFBで、ブログで選挙に行こう、投票しようと書きつづけているのです。なによりもいのち、ですからね。

今週のつながりソング動画とつながりあそび動画の譜面です。

【23日つながりソング№106
 『未来は何色~子どもの未来は~』】
 いのちは進行形。社会も進行形。時代が変わる中で、子どもたちが仲間たちと紡ぎだす未来は何色なんだろう?楽しみです。それが私たちのつながりあそび・うたの仕事であり、活動です。だいぶくたびれてきたけどね。動けなくなる分、余計に楽しみが増してきているように思います。まずは、子どもたちに自分の心の中を、もちろんモヤモヤもしているだろうけど言葉にしてほしいです。
 子どもたちだけでないです。私たち大人が、自分の心を言葉にすることが大事ですね。選挙で投票するってそういうことです。自分の心を投票しよう。さあ投票に行こう。期日前投票は30日までで、31日は投票日です。
 子どもたちが胸を張れる未来をつくりましょう。子どもの未来は子どもたちがつくります。


【28日のつながりあそび№208.『つなげつなげ』】
 遊び方は簡単です。1番の♬つなげつなげ・・・♬は手をつないで歌うだけ。2番の♬回れ回れグルグル回れ・・・♬になったら手をつないだまま、その場で回るだけです。
 最初に発表した時の遊び方は、みんなで手をつないで①、回って②、縮んだり伸びたり③、最後はジャンプ④でしたが、今回は回ること中心い考えてみました。
 コロナ禍で♬つなげつなげ♬ですからね。どうする?もう少しコロナが下火になるとか様子をみて遊ぶかな?どうする?

 子どもたちを見ていて不思議なことの一つに、ともかく走っている姿と、その場でグルグル回っている姿です。その行動について、発達の問題として、いろいろ考えもありますが、ここではひとまず、子ども自身が生理的身体的快感や、いろいろ想像しながら、何かになっているつもりなのかなと思って『つなげつなげ』を子どもたちと楽しみたいと思っています。
 一人で気持ちよくても、二人で手をつないで気持ちよく走れるでしょうか、気持ちよく回れるでしょうか。按排があります。それがなかなか難しいです。大人もです。人数が増えてくれば尚のことです。ですから、人数が増えれば増えただけ、みんなで走れた時には、回れた時には楽しさが増します。ただ、走るだけなのに、回るだけなのにね。楽しく遊べるといいのにね。

 さて、衆議院選挙の投票日まで、金、土、日と3日を残すのみになってしまいました。自分の暮らしを少しは人間らしくするためには、まずは弱い人や困っている人に目を向け、手を差し伸べる政治が欲しいですね。誰でもわかっていることですね。
 時々、子どもたちと楽しく遊んだ後に、一人ひとりの子どもたちが背負っているものとか、抱えているものを考えてしまう時があります。あの輝いている笑顔の中にです。
 今、子ども7人に1人が貧困状態にあると言われています。貧困は経済的困窮だけを言うのでははなく、学びの環境も含めて人間らしく子どもらしく生きていく環境が喪失している困難が子どもの貧困を生みだしているのです。自助などではどうすることもできない状況です。貧困状態を生み出してきたのは政権の姿勢と政治の在りようです。まずは、ここを変えなければ、子どもたちを貧困から救い出すことはできないと思います。子どもたちの笑顔を守れないと思います。
 自公政権を変えることです。分かっているのに、簡単なのにね。投票に行きましょう。
♬つなげつなげ手をつなげ つなげつなげ手をつなげ
 手をつないで何しよう 手をつないで何しよう♬


【29日のつながりあそび動画№209.
 『そうべえじゃんけん』】
 絵本『じごくのそうべえ』(たじまゆきひこ作 桂米朝・上方落語・地獄八景より 童心社)を読んでいたら、出来てしまったグループ対抗のジャンケンあそびです。絵本を読むのも関西弁というか、声を出してみるとなかなかニュアンスが難しいところがありましたが、なにせ桂米朝さんが語るには「あほ」な話が元になっていますし、読む私自身もあほですから面白がって読んで遊んでいます。
 その勢いでジャンケンあそびができてしまったのです。最初は綱渡りの場面から♬とざい とうざい♬と歌入りで遊んでみようと思ったのですが、長くて・・・。落語の方も1時間以上ですからね。すぐに諦めて・・・。でも、話は面白いし・・・。そこで、ジャンケン前のセリフのやり取りを組み入れることにした次第です。その気になって遊んでください。
 いろいろな絵本からつながりあそびにつなげていますが、是非、遊ぶ前後には絵本の読み聞かせを子どもたちと楽しんでくださいね。今日も、『めっきらもっきらどおんどん』の伴奏譜の問い合わせが愛知の人からきました。

 衆議院選挙ではジェンダー平等についても一つの争点になっています。正直、今も良く理解できていません。ジェンダー問題は、長い長い時をかけて、権力を握る側が、社会的に文化的につくってきたものだからですね。意識的にもあるだろうし、無意識にもあるのですね。
 昨日、一人暮らしの85歳になる叔母と電話で話しながら、ふと思ったことです。そう言えば、私は、叔母の母にあたる私の祖母には、他の3人の姉弟より可愛がられたと記憶しています。姉らからは依怙贔屓と見られていたのでは・・・。明治生まれで貴族、嘘、木族(宮大工)の家庭に生まれ育った祖母には、私は「総領息子」だったのですからね。大した「家」でもないの。ジェンダー問題、こんなところにもありますね。あ、電話の用件はどうでも良かったのですが、叔母の声は元気そうで安心しました。
 一人ひとりの人間が生別にかかわらず大事される社会、権利や機会を分かち合える社会をつくる主人公になるって素敵だな。戦前回帰するアベ元総理に忖度する自公政権では、無理な話でしょうか。投票に行きましょう。


コメント
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