つながりあそび・うた研究所二本松はじめ

二本松はじめ(ピカリン)の活動予定や活動報告、日頃、考えていることなどを書きます。研究所のお知らせも掲載します。

抱っこ通信873号 海・・・ふるさと

2018年02月28日 | 抱っこ通信
3.3夢わかばプロジェクトコンサート『3.11を忘れない』でうたう曲目が出演者から上がってきました。
当初、プログラムと若干違ってきましたが、3.11を私自身が忘れないという思いと、今の暮らしを何とかしたいという思い、そして、子どもたちの笑顔が輝く未来を手渡したいという多いがあふれています。

私はみやちゃんと5曲歌うことにしました。

その中の一曲が『海・・・ふるさと』です。

震災から約一か月後の新聞に、宮古の漁師さんのインタビュー記事が掲載されていました。
その方の「だれも海を憎んではいない」という言葉が胸を打ちました。

震災当日は、インフルエンザの流行で延期になっていた、福井秋ツアーの中に予定していた保育園コンサートと子育て講座を前日に終え、雪降る福井市から東京へ帰る途中、中央道を走っていた私は、まったく地震に気付くことあありませんでした。

ただ、走っている車の数が減ってきたことと、前を走っていたパトカーが山梨県内のどこかのインターチェンジで降りていった後に、走っている車が自分だけと気が付いたときにラジオをつけて地震のことを初めて知りました。

中央道を途中で降ろされることもなく、帰ってテレビをつけると、どこも津波の映像ばかりでした。
情けないことに、テレビの前で、ただ、ただ涙している自分がいました。
数日間はこんな不安定な自分でしたから、津波って、海って怖いな、嫌だなという感情ばかりが自分を覆っていました。

そんな時に読んだインタビュー記事でした。
「海と共に生きる」
「ふるさとに生きる」
「人間っていいな」
って簡単には言えないのですけれど、
自分にはない「覚悟」を読むことが出来ました。


そのことをずっとあたためていて、21013年4月に製作した夢わかばプロジェクト参加CD『Hand & Heart』の中に収録した一曲が『海・・・ふるさと』です。
当日を楽しみにしていてください。


海・・・ふるさと

作詞・作曲 二本松はじめ

海はおいらのふるさと
時にはやさしく穏やかな かあさんみたいな海もある
海はおいらのふるさと
時にはだまって見てくれる とうさんみたいな海もある
  いのちをいただく豊かな海も いのちを奪った地獄の海も
  だれも 恨んじゃいない 涙こぼれても
  みんな みんな海が 海が好きだから

海はわたしのふるさと
時には朝日と遊んでる 子どもみたいな海もある
海はわたしのふるさと
時には月とおしゃべり ばあちゃんみたいな海もある
  ここに生まれて ここで育った 海が死んだら 生きていけない 
  だれも 恨んじゃいない 涙こぼれても
  みんな みんな海が 海が好きだから

海はいのちのふるさと
時には季節の便り運ぶ 仲間みたいな海もある
海はいのちのふるさと
時には力を結びあう きずな深める海もある
出て行く人も元気でいこう 残る人も笑顔でいこう
だれも恨んじゃいない 涙こぼれても
みんな みんな海が 海が好きだから

舟を 舟を漕ぎ出そう 明日の海へ
みんな みんな海が 海が好きだから 
海が好きだから







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