つながりあそび・うた研究所二本松はじめ

二本松はじめ(ピカリン)の活動予定や活動報告、日頃、考えていることなどを書きます。研究所のお知らせも掲載します。

抱っこ通信577号松江市まで辿り着いた②

2014年10月14日 | 抱っこ通信
すでにぶろぐ抱っこ通信577号『松江市まで辿り着いた②』を読んでいただいている仲間にはダブってしまいますが、
更新した時にフェースブックの方に連動していないことが判明したので、再度、アップします。
ま、私自身の記録のためにです。


つながりあそび・うた研究所を立ち上げてちょうど24年半になります。早かったです。

最近はあまり話したり書いたりしていませんが、研究所を立ち上げたときに
「いのちを真中に捉えたときに、
核戦争による人類滅亡の危機や自然環境破壊による人類破滅の危機と同じく、
人と人とのつながりあいの喪失は、人類にとっての最大の危機ではないか」
(「」内はつながりあそび・うた研究所機関紙『手と手と手と』創刊号より)と考えていました。

それも、これらの危機はすべて人間がつくりだしているものです。
たまたま、とか、偶然という類ではありません。
人と人とのつながりあいを分断し、その人と人とのつながりあいの楽しさを奪う人たち(勢力)がいるということです。
一人ひとりを孤立化させた方が具合が良いと考える人たちがいるのです。
結果として、すべてがいのちよりお金という考え方の人たちなのです。

そこで、自分のできること、自分でやりたいこととして
「つながり(あそび・うた)を通して、
この危機的状況を見つめなおしたり、
変えていく力を育んだりすると同時に、
つながり(あそび・うた)を楽しむことと広げる中で、
私自身がより人間らしく生きていきたいと願って」
(前掲と同)研究所を立ち上げたのです。

もちろん、そんな人類史的な危機に立ち向かうには、
そして、人と人とのつながりあいを奪うものに立ち向かうには、
何も持たない私たちにできること、
それは、小さなつながりをたくさんつくることと、
そのつながりのつながりで大きなつながりをつくってこそ可能なのです。

私が選んだのは、子どもたちと育ちあう仲間たちに
、つながり(あそび・うた)の楽しさを広げることでした。
子どもたちがいるところ、子どもたちと育ちあう仲間たちがいるところには、
どこへでも出かけて行ってつながり(あそび・うた)を楽しみたいと思っています。

島根県松江市に出かけることによって、
ひとまず47都道府県は届けられたのですが、
私(私たち)の願い、思いには数ミリにも届いていないのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

抱っこ通信581号 仲間たちが私の希望・宝 

2014年10月14日 | 抱っこ通信
今日、2015年全国サマカレ代表者会議の通知を、各地の実行委員会あてにメールしました。来年の1月10~11日の二日間、大阪で来年のサマー・カレッジのスケジュールや課題などについて話し合いをします。各地の実践を聞けることやつながりの明日を真剣に考えている仲間たちに会えるのが、そして、声を聞こえるのが楽しみです。

年々、開催するだけでも難しくなっていているサマー・カレッジです。でも、自分の時間を、自分のためにも仲間のためにも、そして、なによりも子どもたちのためにも(未来のためにも)、サマー・カレッジについて、つながりについて、真剣に向かい合ってくれる仲間が、全国いるということが希望であり、宝です。その仲間の一人でいられることが幸せです。


10月16日午前 御殿場市玉穂地区幼稚園・保育所年長児親子あそび&コンサートfont>

今年で6年連続です。今回は音響も自前音響なので、前夜に御殿場入り。暗くなって霧の中を恐々運転してきたのですが、この日は真っ青な空に初冠雪の富士山がとても美しかったです。清々しい朝でした。

 今回の伴奏はシモシュ、私のアレンジをずっと担当してくれているので、プログラムの途中変更も安心して任せられます。今回のようなあそびとコンサートって正直、プログラミングが難しいです。前号にも書きましたけど、私の場合は事前のプログラミングはおおざっぱで、進行しながらつくりあげていくということが多いです。多いですというより、それしかありません。子どもたちが主人公ですからね。

自分に子どもたちを引きつけながらプログラム通りにできる技量もないということもありますし、プログラム通り進めていいのかな、とも思っています。ま、私は、あそび人で、応援団ですからね。舞台人ではありません。舞台に上がるより、フラット(平場)の方が向いているし、好きです。

この日は『元気いっぱい』『満月仮面』『ゴシゴシゴシゴシ』までは打ち合わせ通り、そこから『ジングルベルジャンケン』『オチャラカホイダンス』『だるまさんと』『おさんぽおさんぽ』と変化。特に、『ジングルベルジャンケン』は事前の打ち合わせの中にはまったくなかったのでシモシュも大変です。最初の3曲での親子の関わり方がとっても素直に見えたのです、急きょ思いついたのです。ジャンケンを入れたら親さんがもっと素になれるのではと、ね。一気に盛り上がりましたよ。ここまでで55分間経過し、休憩10分間です。

後半の最初、親子でなぞなぞ合戦『さあ、なぞなぞだ!』。シモシュと休憩時間に「動いてばかりいたから、座って向かい合ってじっくりああそびたいね」なんていう話もしていたので、急きょあそびましたよ。最初に私の方から『なぞなぞ虫シリーズ』を展開してから、子どもから親へ、親から子どもへ、なぞなぞを出しあったのです。ものすごく久しぶり、何年ぶり?懐かしいです。

次はこれまた打ち合わせになかった『みんな大好き』。保育所が二つ、幼稚園も二クラスだったので、ちょうど半分に分かれることができて、席替えしてから歌合戦です。審判長は耳も悪い、目もだんだん悪くなってきている、顔も悪い(ここまでは本人が言ったのですよ)りっちゃん。スーツを着た場違いなおじさん(本当は教育委員会のエライ人)。
これまた何年ぶりの『みんな大好き』でしたが、りっちゃん審判長が素敵な人で、エキジビションマッチの大人だけのお酒対決(ビールの夏と焼酎の冬)の時の判定の前に、「飲むのだったらどっち?」と審判長にマイクを向けたら♪みん~なだ~いすき~♪とうたって答えてくれました。いいでしょう?

最後は紙芝居を見ながらの『夢わかば』、と新曲『花咲かす』。『さよなら明日も』で時間通りの1時間40分。毎年、毎年、参加者と一緒につくって、できてくる雰囲気が違っているのですが、それが楽しいのです、おもしろいのです。



10月16日午後 御殿場市立御殿場幼稚園年長児親子コンサート

昨年は、全園児の親子で市民会館を会場にあそびましたが、イス席で十分に動きまわれなかったのです。今年は年長さんだけとなりましたが幼稚園のホールであそびましたよ。駐車場の関係で50分間という時間の予定でしたが、『元気いっぱい』『満月仮面』『ジングルベルジャンケン』『オチャラかホイダンス』『1・2さんぽ』『夢わかば』『花咲かす』で10分オーバーの1時間楽しみました。親子にとっては初めての経験でしたので、思い切りからだと心を解放するとはいかなかったと思いますが、先生から「いつもと違う親子の姿が見られて良かった」と言葉をかけられました。
今年度退職する園長先生が午前中の親子遊び&コンサートを開いている玉穂地区の幼稚園園長さんだったこともあり、その楽しさを現幼稚園の親子にもと、企画してくれました。



10月14日夜 七海保育園遊ぼうサークル特別例会in中野区

「子どもにとって『なぜ遊びが大切か』感じてみよう!考えてみよう! ~子どものわくわく・ドキドキを広げる大人であるために~」ということを目的に、18人で園内に学習サークルを昨年度からつくられました。
つながりあそび・うた研究所の町田浩志(まっちゃん)さんは、昨年度5回、今年度は3回、講師として行っています。園長さんがまっちゃんの保育園時代の後任の園長さんだったという関係もあるようです。
今年はもう一人、北島尚志さん(元児童館職員、NPO法人あそび環境Museumアフタフ・バーバン理事長)が5回担当しているそうです。
今年度のテーマは「仲間と『遊ぶ・笑う・楽しむ』」です。

 なんと法人から職員一人ひとりに研修費が毎月○千円出ているそうで、その予算と自己負担で講師謝金を賄っているそうで、今年はサマー・カレッジにも10人以上が自主的に参加してくれました。夏のつながり保育講座にも各講座2名ずつ参加していましたが、その予算は保育園の研修予算ということです。素敵な取り組みですよね。

ひとつの職場からサマー・カレッジ参加者が複数、それも10人を超えると、各クラスからも知った曲やあそびが流れてきて、嬉しくなったり、自分のクラスでもと、なったりで、職員間のつながりにとっても良い影響がを出ているということでした。

今回、遊ぼうサークルの年間計画の別枠で、私を講師として呼んでくれました。20年以上前、主任さんが新人保育士の時代に、子ども文化研究所で開いていた私の講座を何年も受講していており、保育園にも遊びに行ったりした関係もあって、今回、サークルの仲間たちにも相談して声をかけてくれたのです。どういうわけか勇気が必要だったんだって。夢みたいだって・・・。

内容の詳細は省きますが、最近の作品ではなく、すぐに現場で遊べますが、そういうことよりも、子どもの遊びについていろいろ考えたかったのです。それはまっちゃんの「つながりあそび・うたをとおして、まずは自分自身が楽しむところからはじめてみませんか?」という、このサークルの講座の中でのメッセージに書かれていることを読んだからということもあります。

前半は『無人島』からイス取りゲームのバリエーションを楽しんで、遊びもおもしろさ、楽しさについて考え、後半は『クマさんクマさん』からオニごっこ的なあそびのバリエーションを楽しんで、子どもと子どもたちの遊び方が変化してきていることを考えました。

2時間の研修ですから駆け足も駆け足、十分に遊び切れたかというとそうではありません。むしろ考え込んじゃったかな。それなりに楽しんだのですが、もっと楽しめるのではと思っていたのかもしれません。ちょっぴりみんなの期待を裏切ったこともあるかもしれません。それは私のねらいでもあったのですが・・・。

終了後の質問コーナーでは遊びのリクエストが。『ねずみばあさん』と『もぐらの祭り』。久しぶりだったので、歌詞がすーっと出てこなくて冷や汗をかいてしまいましたよ。最近、頭の中がまだら模様です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

抱っこ通信580号 いつも同じで

2014年10月14日 | 抱っこ通信
北海道での夏休み後、東京には帰らず小樽港から舞鶴港までフェリーに乗り、福知山市、丹波市を回って帰京しました。その方が運転する時間も短くすみますからね。坐骨神経痛とのお付き合いは一生もんになりそうです。同時に視力が落ちてというか右目のかすみが進んできて、新聞を読むのも、夜間の運転も難しくなってきました。最近、加齢を実感することが多いです。

10月10日 福知山市子育て講演会「元気・勇気・笑顔をつないで ピカリンとあそぼう!」
福知山市の4ヵ所の子育て支援センターと2つのNPO子育てサークルの共催で毎年開かれています。会場の武道館が明るくてきれいで、子どもたちが会場内をハイハイしたりチョロチョロしたり嬉しそうです。この日を楽しみにしてくれる親さんも多いそうです。

子育て講演会と言っても、私が講師として呼ばれた最初から、話を聞いてもらうのではなく 、親子で抱っこしあって、遊びあって、子どもと一緒が楽しい、嬉しいを少しでも気づいてもらえればと思っています。

なにして遊ぶかはその日の天候などの自然環境や、会場等の状況、親子の状況などによって変わってきますが、福知山市では一昨年、昨年、そして、今年と大きな水害にあっていますから、そのあたりを頭にいれながら少しでも笑顔になれればと思いスタート。

ところが、一曲目の『元気いっぱい』から返ってくる挨拶がいいんだよね。何がって声のトーンが。内心ほっとしましたし、嬉しくなりました。そうならばいつもの感じです進めていけばいいので、最後の方には『ダルビュッシュ=だるまさんがころんだピカリンバージョン』を。
子育て講演会に来ている子どもは、幼稚園等に入園する前の子どもばかりですから、ルールを理解できるわけではありません。半分くらいはずっと抱かれているお子さんですから、親さんに少しでも本気になってほしかったのです。

失敗して大笑い、ゴールできて大笑い、他人をみて大笑い、自分をみて大笑い。と、まではいきませんがみんないい顔だったな、素敵だったな。このうるさいなかでも親さんの胸のなかでぐっすりオヤスミの子どももたくさん。そんな子どもには私の方からタッチです。
紙芝居を見てもらいながらの『夢わかば』。最初の年からずっと同じで歌ってます。子どもは、家庭、地域、仲間の中で愛されながら、愛しながら、ひとりの人としての生きる力を自らが育んでいく ことが大事なんだね、という思いで歌いつづけています。

子どもと親は同い年、できないこと、わからないことたくさんあって当たり前、子どもにたくさん抱かれながら、親として育てられてください。と、毎年、同じメッセージを贈っています。
毎年、同じだから良いのかな?安心できるのかな?割合は少ないですが、結構リピーターも多いです。二人目が生まれたら来てくれている人もいます。

そうそう、忘れてはいけないことがあります。
子育て支援センターや子育てサークルの仲間たちがつながりあそびを実践していることも嬉しいのですが、それ以上に、子育てへの思いを共感してくれているのでは、ということです。でなければ毎年、声をかけてもらいないですからね。


最近、おもしろい、楽しいを経験することの大事さを考えています。サマカレでも、願いの一番目に「楽しさを経験しよう!」とあります。まずは無条件につながりあそび・うたを楽しんでほしいのです。他の研修会での目的、願いの一番目に「楽しさを経験しよう!」としていることは聞いていません。なぜ、そんなことを考えたのでしょうか。
ちょっとこれからそんなことを一緒に考えてみてくれませんか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする