柏市つくしが丘にある大杉さん宅の“ひめしゃら文庫”児童図書館としての活動は終了したが、大杉富子さん主宰による「大人のためのお話会は隔月で行われ、6月16日(木)は 15 名が集まった。
大人の会にはなったが、大杉宅には児童文庫の面影が残っている。
庭のヒメシャラの木に取り付けられた巣箱には、昨年までシジュウカラが毎年来ていたそうだ。
2 月ごろ下見にやってきて、巣づくりを始め、6 月まで滞在して子育てをしたという。せっせと虫を運び雛を育てるシジュウカラを見て、文庫にきた子どもたちは、親鳥の愛情を感じたことだろう。
メダカのいる水槽にもきっと心を奪われたに違いない。
草花も多様だった。
(カンパニュラ) (アカンサス)
(ブルーベリー)
(カンパニュラ)
(ストケシア)
さて、大杉主宰の今月の朗読は、梶井基次郎「檸檬」丸善の洋画集が置かれたコーナーで、主人公の青年が檸檬を一つ、気に入った画集の上に置き去りにしてくる物語だ。
(庭の檸檬の木は小さな実をつけている)
特記すべきは、参会者全員に振る舞われた、大杉さん手作りによる和菓子“水無月”
6 月 30 日は夏超祓(なごしのはらえ)をする禊の日、京都ではこの日「水無月」を食べるのだそうです。
次回は、8 月第 4 木曜日で、“特製すいとん”が用意され、1 時開催だそうである。