誰もが知る東京銀座 4 丁目角地の和光ビルに建つ時計塔。
それは、セイコーの創業者服部金太郎が明治 28 年( 1895 )に同地に建てた 16 m の時計塔に始まります。
東京都墨田区東向島 3 丁目 白鬚橋東詰にあるセイコーミュージアムでは、製品の時計だけではなく、創業者の生涯についての紹介がありました。
万延元年(1860 )東京日本橋采女町の古物商に生まれた金太郎は、12 歳で近くの洋品雑貨店「辻屋」に丁稚奉公に出ます。
時計との出会いは 14 歳。日本橋「亀田時計店」の徒弟となります。そして、明治 14 年( 1881 )実家近くに「服部時計店」を開店します。初めは輸入品の販売、修理でしたが、明治 25 年( 1892 )には、本所石原町に従業員 10 名余の「精工舎」を創業し、ポンポン時計と呼ばれた掛時計の製造を開始します。
・常に一歩先に
・急ぐな 休むな
・良品は必ず需要者の愛顧を得る
・必ず約束を守る
・常識は利益の門戸を開く鍵なり
金太郎はこのモットーのもとに努力し会社を発展させ、現在のセイコーホールデングスに導いたのです。