私達が宿泊したのは、昭和11年(1936)築の“山荘”です。
本館の背後にあってトンネルで結ばれています。
(本館フロントからまず階段で2階へ)
湯さめぬか迷路のごとき古き宿
荷物を持ってくれたスタッフの方は、平成2年生まれの原口貴之さん。鹿児島出身。
夕食時、献立の一つ一つを丁寧に説明してくれました。同期入社は彼一人になってしまったとか、大成して下さいね、原口君!
冬の宿平成生まれの従業員
献立名「師走」とありて四万の宿
一献は地酒「貴娘」冬の旅
老ひの歯に冬の岩魚は硬かりき
食事会場は、ラウンジ「猩」(しょうじょう)で。
歴史的デザインに現代風アレンジが加えられたモダンな空間です。朝食もここでした。
ここで、佐藤宗匠は、「冬木立大ハリ戸越しの朝の粥」の一句をものにされるのですが、私のPC技術では、「ハリ」が漢字変換できないんです。ごめんなさい。