(木下を流れる利根川)
かって利根川河岸の町として賑わいをみせた木下(きおろし)は、舟や馬、人が物流を担っていた時代が終わると、静かな東京近郊都市となった。
JR成田線は単線で、朝夕を除いては駅は閑散としている。
南口にある木下(きおろし)貝層を見学した。
12~13万年前、海の底だったころ、自然の力で集まった貝の層という。
この層は茨城県の南部まで広がっているが、最初に見つかったのがここ木下(きおろし)なので、「木下貝層」と名づけられたそうだ。
小高い山の上は、万葉公園。りっぱな藤棚がある。
町並みを展望する。
クリの花のめしべは、枝の付け根に付いている。
これは、ムラサキシキブの花。
Nさんにすすめられて、スイカズラの蜜を吸ってみた。かすかに甘かった。
これは、タラの木。若芽はテンプラの食材。
かって、ここに千葉県立印旛高校があった。野球の名門でもあり甲子園にも出場した。
平成22年4月、県立印旛明誠高校として、印西市草深(ソウフケ)に移転した。
次に訪れたのは、手賀沼から流れてきた弁天川沿いの神社。
相撲が盛んな土地柄で、今は荒れ果ててはいるが、土俵があり、横綱を描いた石碑があった。
昼食は、街道沿いの蕎麦や。
駅前の手作りせんべい屋にも立ち寄った。
見所いっぱいの木下散歩だった。