山水図鍔 運齋壽一
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/0e/a9c3c188684d2e506364d45a3741d58e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/62/a8ed07ab6a64ec04313364f2eefd5016.jpg)
山水図鐔 銘 文久二運齋壽一(花押)
近江八景図の一部を見るような、古典的な題材に取材した作。耳を額縁のように高く仕立て、その中に収められている絵画のように表現している。遠く眺める急峻な山とそれを包んでいる雲の様子、松樹など植物の描法に東龍斎派の個性が窺いとれる。特に雲間から覗き見るような構成に注意されたい。副士繁雄先生のまとめられた資料を拝見すると、壽一(としかず)は清壽の門人。地鉄鍛えは埋忠政秀の手になるもので合作。「宗義図應好」と添え銘がある。
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山水図鐔 銘 文久二運齋壽一(花押)
近江八景図の一部を見るような、古典的な題材に取材した作。耳を額縁のように高く仕立て、その中に収められている絵画のように表現している。遠く眺める急峻な山とそれを包んでいる雲の様子、松樹など植物の描法に東龍斎派の個性が窺いとれる。特に雲間から覗き見るような構成に注意されたい。副士繁雄先生のまとめられた資料を拝見すると、壽一(としかず)は清壽の門人。地鉄鍛えは埋忠政秀の手になるもので合作。「宗義図應好」と添え銘がある。