イタリアワインかぶれの料理人

イタリアワインとコーヒーが大好きな料理人が、呆れるほど愉快に溢れるイタリアワインの魅力を伝えていきます。

トレント ブリュット ミッレジマート “マルケーゼ ディ フレスコバルディ”

2010-07-03 09:52:56 | 食・レシピ

Photo 手ごろな価格で瓶内2次発酵(シャンパーニュ・スタイル)のスプマンテはないかと探していたところ、灯台もと暗し、エノテカさんで扱いのあるフレスコバルディ社のトレント ブリュットを知る。このワインはカタログの表記の仕方が悪く、容易にメトドクラッシコであることが分かるように改善をしてほしいと思いました。
ワインの内容は、洋ナシや黄色いりんごの香りに、トースト香、わずかにハーブ(タイム?)のような香りもあります。造りのよさが伝わる、パンの香りはシャルマー方式(タンク内発酵)では得られない香りです。フルーティで芳ばしい香りは価格以上の品質を感じさせてくれます。酸はとても滑らかでシルキータッチ、ふくよかな果実味はとても上品です。何といってもプニョプニョした可愛らしい泡は十分なきめ細かさがあり、余韻も心地よく感じられます。
ここでちょっとヤバいと感じたのがフェルゲッティーナのフランチャコルタ ブリュットです。清々しい香り、実直な味わいは素直でよいのだが。本田選手の南アフリカ ワールド カップ、初ゴールのようにボールの特性を利用した蹴り方があるように、なにか物足りなさを感じました。そう思われたほどに、このトレント ブリュット フレスコバルディはコストパフォーマンスがよいワインだと思いました。


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