春. 夏. 秋. 冬. 河童の散歩

八王子の与太郎河童、
つまづき、すべって転んで、たちあがり・・。
明日も、滑って、転んで・・。

波は馬の背に乗って伊八。河童・高松又八さんと会う。千葉県いすみ市。

2022-01-11 20:22:54 | 房総の彫り物師


平衡感覚は酔っぱらったような・・、
いい気分の足取りで、
踏み出した足が、おっとっと、後ろに戻って
しまいには、へたっと腰が抜け、ペタン、
小石の突起に、飛び上がる気力も無く・・・。
大変ご心配をおかけしました。

耳石が三半規管でコロコロ遊び歩き、
その都度、酔っぱらいの症状、
いっそ一斗樽平らげる豪気で、意識不明になるなら、
こちらの方が、理由もわかって気も楽。

耳石この不愉快な正体は、
黙ってても2~3週間で、溶けるという、
ながら、頭を動かすたびの、腹の辺りのむかつきに、
耐えられず、薬嫌いの一徹・・

負けた・・・三粒の錠剤の効果に、
どてっと寝つきにぐるぐる回る天井が、
昨日は一回りしないで、ピントが合えようになって、
ポケットの中の薬は掌、ぎゅっと握りしめて、

無くさないようにと
後、2~3日と・・・。

3軒隣の畑から、
いつまでも、若い気でいるんじゃねぇ~
グサッと
風が運んだ言葉はばあさんの声・。
婆さん、きっと、同じ経験してる・・な、ニタ~ 



正月三が日、午後1時から3時まで、
千葉の彫刻家の欄間の作品を披露したのは、
いすみ市行元寺
ぎょうがんじ

日光東照宮の彫刻を施したのは、
島村八郎右衛門俊元さん、
その弟子になって腕を磨いたのは、
群馬県沼田市で生まれ、
江戸神田九軒町に住んだのち、
真田家の家臣を捨て、
わたらせ渓谷の花輪村に移った、
高松又八さん、武士の頃の名は、蜷川
けんかわ佐平太。
又八さんの肩書は、公儀彫物師、
日光東照宮の修復を手掛け、やがて、
11人の彫り物師を育て、花輪彫刻集団の礎を。
徳川家綱の霊廟・巌有院霊廟では、
徳川綱吉の霊廟・常憲院霊廟では
彼の彫刻がふんだんに施されたものの、
憎っくき、二次大戦で焼失、
又八さんの彫刻の現物を見れるのは、
桐生の大雄院の須弥壇と
多分ここ、行元寺の欄間と、向拝の木鼻だけ。




11人の彫刻集団を育て

2代目高松又八郎頼直
3代目高松又八頼品は、
代々江戸幕府お抱えの、御用彫り物師で、
彫り物師最高位を占める、技術を残し、
今日も、群馬県みどり市の祥禅寺で、
1716年から、
写真、左の小さなお墓の中で眠ってます。

2018年8月1日、河童の墓参り。






波の伊八こと武志伊八郎信由さん、
高松又八さんの二人の彫刻を、
見ることができたのに不思議、なぜ高松さん?

18世、亮運僧は、天台教学に通じ博学多才、
弁舌にすぐれていて、家康公、家光公の講師であったと、
知ったのはごくごく最近、高松さんの、
彫刻を見れたことに納得、なつとく♬

波の伊八さんの彫刻は、👇客殿の中に、




























👇みどり市祥禅寺で・・。

こんなポスターを見ました。
秩父、坂東札所満願の後です。
行ってみようかと・・。




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4 コメント

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大事な体 (サッチー)
2022-01-13 10:49:39
とよ様、おはようございます。 
 耳鳴り?大丈夫ですか?
 薬嫌い?私もそうでしたが、4年前に手術してからは薬を飲まなくてはならない・・
こんな話ではなかった。!(^^)!

いすみ市の行眼寺で伊八の彫刻を見て、さらに高松又八氏の凄い欄間の彫刻を見ることが出来たのは、良かったですね。
写真が素晴らしいから、隅々まで良くわかります。
日光東照宮や徳川家の霊廟の彫刻も伊八や弟子などの置き土産ですね。現代でも通じる芸術を堪能出来て良かった。
でも一番は、お体お大事に。(^^♪
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Unknown (とよ)
2022-01-13 21:38:45
サッチーさん こんばんは。
今回の千葉では、砂の中から金の粒を探し当てた、
仰天の喜びでした。
ベラんめぇ~口調の住職が語る彫刻の説明は、
見る者が自由に思う隙間を造って、見終わるまで待ってくれて、
それも、嬉しい事でした。

今週は、仕事場には、遅刻もよし、帰るのも自由にさせていただいて、
お陰で、だいぶ元の体調に戻ってます。
サッチーさんも、体調に気を付けて・・‼
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Unknown (maria_zucchero)
2022-01-14 16:16:50
こんにちは。 maria です。
波の伊八さんの唄まで出来ているのですね♪
高松又八さんのお陰で私達は日光の美しい彫刻を楽しませて頂けて有難い事です。

たくさんの寺院、彫刻や資料を、ご自分の足で訪ね歩かれたとよさんに脱帽です👏
でも三半規管の異常もお身体が悲鳴を上げているのかもしれません。
どうぞご開帳までごゆっくりお休みいただけますようお願い致します🤲

以前にもお話ししたかもしれませんが、亡き父は木彫家でしたので、父でしたら波の伊八さんも高松又八さんも知っていたと思いました・・・
父生まれも育ちも今は前橋市です。
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Unknown (とよ)
2022-01-14 20:47:42
mariaさん こんばんは。
寒い季節、雪も降って、北風、
帽子は我が身を豊かにするいい、装身具、
誰が何といっても、脱がないことをお勧めいたします・・。

前橋に住んでた木彫家のお父さんは、2人の名は、
充分なほど、知ってたと思います。
生きてさえいれば・・ですね‼

開帳までは、充分の時間ですね、
体力を温存しておきます・・‼
mariaさんの視点に、お父さんが浮かんできます。
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