春. 夏. 秋. 冬. 河童の散歩

八王子の与太郎河童、
つまづき、すべって転んで、たちあがり・・。
明日も、滑って、転んで・・。

ふくしま ③-②

2017-03-04 23:55:12 | Extra

私は、好きな人ができました。
彼の母に会って、子供が欲しいといいました・・・・・・
あなた、こどもを生むですって?
私の耳には、お母さんの声。
「生むことが罪になるって人もいるのよ」愛することが罪だなんて・・・・

(沈黙の後で・・・)あなたとまたお会いするかどうかわかりません。
あなたは、じろじろとみていらっしゃるような気がするんです。
観察し、記憶しようとなさっているだけ。何かの実験が進んでいるという、
気持ちから私は解放されません。もう解放されることはないでしょう。
子供を産む罪。こんな罪が誰に降りかかるのか、
あなたはご存知ありません?
こんなことば、以前は聞いたことがありませんでした。

ノーベル賞受賞のジャーナリスト、
スベトラーナ・アレクシェービッチのインタビューで、

プリピャチ市住んでいた婦人が、
スベトラーナに放った言葉。
抜粋。
(原発事故の遭遇したプリピャチ市。今も居住禁止区域です) 

③-③へ



 

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ふくしま ③-①

2017-03-04 21:47:26 | Extra

この新聞は昨年、各新聞社が報じた3月11日の記事で、
1年余り、新聞博物館で常設していました。
その1部ですが、各県の見出し、小見出しは様々です。
一番多く書かれいてるのが「避難生活・17万人」「復興」
「復興庁」は今年2月13日現在の避難生活者は、
12万3千人と発表しました。
去年の新聞報道から4万7千人が避難生活者と、
云われない生活を送った?

今まで19人の弁護士が、自治体と一緒に、保障問題や、土地の取得方法など、

山積みの問題を解決して「復興」がスピードアップしたという。
早いか、遅いかは図れませんが、
自治体だけでは、まかないきれない作業だという報道もあり、
専門家を招致しての作業でした。
来年の特例法の廃止が決まれば、
補償はなくなり、

19人の弁護士の出張所も「廃止」になるわけで・・・・。
しかも、いまだ安住の場所を得ず、満面の笑みで、
青空を見上げたことが無い人達は、
これから、何を支えにして生活していくのだろう?


福島原発事故後「立ち入り禁止区域は狭くなった」というが、
完全に、自分の土地に戻れない人もいる。

チェルノブイ原発事故に遭遇した人々を、
10年後に訪ね、インタビュー。
書籍にして、
2015年ノーベル文学賞を受けた、
ウクライナ生まれのジャーナリスト、スベトラーナ・アレクシェーピッチの、
「チェルノブイの祈り」は文学賞に与えするものなのか、は、
ともかくノーベル賞の名で、広く世に原発事故の悲劇を、
知らせ、読ませた功績はあったでしょう。
インタビューを受けた一人の、言葉がむなしい。
③-②へ・・・・



 











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