ひらのかおるタウン通信

ひらのかおるの日々の暮らしや市民活動の中で、みなさんにお伝えしたい情報や雑感などを綴っています。

島本の戦争遺跡

2016-05-27 | Weblog
島本の戦争にかかわる遺跡や旧軍事施設、戦争の時代の人々の暮らしなどについて調べ、記録していくことを目的に市民のみなさんと一緒に3月より活動を始めました。戦争遺跡というべき「史跡桜井駅跡・楠公」「在郷軍人会桜井射撃場」や戦争に関わる記録などを調べています。

第三回目の会合では大阪の戦争遺跡などに詳しい塚崎昌之さんに「島本町と戦争ー楠公、そして朝鮮人」というテーマで《江戸後期からの「楠公」が作られていく歴史と大阪の関わり》《島本町と朝鮮人について》など話題提供していただきました。塚崎さんは元府立高校教員で、現在は大学の非常勤講師をされ、高槻「タチソ」戦跡保存の会などに属し、在日朝鮮人史と近代軍事史を専門に研究しておられます。

戦時中の島本で朝鮮の人々が内務省採石場(現国土交通省緊急土砂置場)や在郷軍人会桜井射撃場(ふれあいセンター隣の小野薬品新研究所辺り)の工事に従事していたこと、新京阪電鉄(阪急京都線)工事中の事故で死亡したことなど、貴重な記録を知ることができました。

《日本耐酸機疎開半地下工場》《日新製鋼疎開工場》など戦時中の工場についてご存知のことがあればぜひ教えて下さい。