ひらのかおるタウン通信

ひらのかおるの日々の暮らしや市民活動の中で、みなさんにお伝えしたい情報や雑感などを綴っています。

YYワールド&淀川観察会

2013-04-30 | Weblog
4月の最終日曜日は水無瀬川緑地公園で恒例のYY(わいわい)ワールドが晴天の下で開かれました。
たくさんの子ども達で大賑わいです。竹を組んでつくったアスレチックはいつも圧巻です。かつて我が家の息子達も焼きそばをつくったり、遊びコーナーを担当したりして関わっていました。いつまでも子ども達主体のイベントで続いてほしいものです。実行委員のみなさん、ご苦労様でした。

30分ほど参加して、淀川河川敷での観察会に合流しました。
12月の冬鳥観察の風景とは大きく変貌していた河川敷でした。柳の大木など、すべての高木は根本まで伐採されています。見通しは良いものの、高木を通り抜ける野鳥にとっては棲みかも失われ、ウグイスや低木の藪に棲むキジの鳴き声は聞こえますが、猛禽類は観察でませんでした。

国土交通省近畿地方整備局のホームページを見ますと、伐採に疑問を抱く住民からの質問への回答が載っていました。

「淀川河川事務所が管理します河川におきましては、近年、樹木(竹)等が著しく繁茂しております。その結果、樹木群は河川内の流水阻害を引き起こし、洪水時に水位上昇の恐れがあります。樹木が倒木し流木となって下流の堰や樋門、橋梁に引っかかり障害を招く恐れが生じます。さらには樹木群が生長することで見通しが悪くなり、不法投棄等を助長することにも繋がります。

 そのため、予算の制限もありますが、適正な河川管理の観点から高木が樹木群として繁茂している箇所から河川内の樹木伐採を実施しています。樹木伐採にあたりましては、環境に関する学識者の意見も聞きながら生物の生息・生育・繁殖環境に配慮して実施しております。今後とも更なる河川環境への配慮に努めて参りたいと考えています。ご理解をお願いいたします。
 また、河川の利用状況に応じて、河川公園のように高木をいくらか残すことについて検討中です。」ということです。

本当に生物に配慮して河川整備が行われているのだろうか、疑問です。

幸い、草木植物は影響はなく、貴重なオドリコソウの群生は以前より生息域が広がっていました。可愛い薄ピンクの花は名前のごとく踊り子のようです。キュウリグサ、タチイヌノフグリ、ノジシャ、ハナイバナなどルーペで見ると小さな野花の美しさに魅了されます。三川合流地点の淀川の水際でお弁当を食べていると、別世界にいるようで至福の時間を過ごしました。

写真:高木が伐採された淀川河川敷を歩く

ほんとうに憲法をかえていいんですか

2013-04-30 | Weblog
4月27日(土)夜、「憲法をかってにさせない会」の主催の憲法講演会に参加しました。タイトルは「ほんとうに憲法をかえていいんですか-改憲派のめざす国家とは」で、講師は山本健治さん(憲法をかってにさせない会世話人)です。

「憲法は公布・施行以来、もっとも危機的状況にある」「自民党・維新・みんな及び民主党の改(壊)憲派が一つになる」「まず96条改悪から。あとはゆっくり本丸攻撃」「今夏の参議院選挙が最大の正念場である」と憲法を取りまく状況を話されました。島本町でも市民のみなさんと学習をはじめているところですが、どのように変えられようとしているのか、山本さんのお話でさらに危機感を持ちました。

自民党の憲法改「正」草案は「天皇を元首とする」「集団的自衛権・国防軍の保持」「基本的人権の制限・義務強化」「公共の福祉から公共の利益・公の秩序へ」とし、現憲法の国民主権・平和主義・基本的人権の尊重と言う民主主義の原則を根本から壊すものである。

9条改正は戦争する国をめざしているのは明らかだが、これを前面に出すと反発されるので、今回は憲法96条だけを変える、と言っている。96条は憲法を変えるには国会議員の3分の2以上の賛成を必要とすることを定めており、これを2分の1にして変えやすくするものである。参議院選挙の最大の争点にしようとしている。

現在、衆議院憲法審査会では憲法の11章を1回で1章というペースで討議・検討され、すでに8章まで終え、後3回の会合で審査を終えようとしている。審査会は憲法改正原案をつくるために設置されているので、いつでも国会に提案できるよう、国民投票の議案とするための準備は進んでいる。昨年12月の衆議院議員選挙で、憲法を変えようという国会議員が8割を超える。

「改憲」ではなく憲法を破壊する「壊憲」をさせず、憲法を実現する取組みをしていこう!と4つの提案をされ、その一つが憲法審査会に意見をだそう、というものです。憲法審査会のホームページにこれまでの衆議院議員の意見が載っていますし意見窓口「憲法のひろば」に意見をだしましょう。
そして周りの人に語りかけて、壊憲はNO!をひろげていきましょう。


写真:淀川河川敷にて オドリコソウの群生