ひらのかおるタウン通信

ひらのかおるの日々の暮らしや市民活動の中で、みなさんにお伝えしたい情報や雑感などを綴っています。

福島の子どもを放射能から守れ

2011-07-19 | Weblog
福島市の放射能による土壌汚染が広がっています。チェルノブイリの「避難の権利」区域または「避難の義務区域」以上の放射線量を検出されています。

「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」他5つの市民団体は7月5日、参議院議員会館での記者会見で発表しました。神戸大学大学院の山内知也教授に依頼して市内4ヵ所を土壌調査した結果、すべて10,000 Bqベクレル/㎏を超えたとのことです。

10,000Bqは「放射性同位元素等による放射線障害防止法に関する法律」とその関係政令が定める放射能濃度の下限数量。最高値は46,540Bq/㎏で土壌汚染が広がっていることが判明し「子どもたちは高いレベルの放射性物質で遊んでいるということで、早急な避難が必要」と山内教授は指摘されています。

市民団体は「現行の避難区域外においても線量の高い地域を避難区域に設定すること。とりわけ妊婦や子どもたちの避難が一刻も早く必要であり、自らの判断で避難する住民に対し、補償や行政サポートを行うということを国として明言することが不可欠」と訴えておられます。菅首相も『脱原発』を宣言しているならば、今、目の前の放射能汚染拡大による被害を抑えることに全力を注がなくてはいけないでしょう。

福島市は福島第一原発から約60数キロです。若狭湾の原発から島本町までの距離は63km。ひとごととは思えません。

注)チェルノブイリ事故により設定された「避難の権利」区域は185キロベクレル/平方メートルから555キロベクレル/平方メートル 「避難の義務」区域は555キロベクレル/平方メートル~

写真:共同購入している太刀魚のみりん干し~芦浜産直出荷組合の塩干魚 ラベルには芦浜原発反対~私達は海に生きる、海を守り抜くために のメッセージ