住民ホールを廃止するための「ふれあいセンター条例の一部改正」については、総務文教常任委員会では可決でしたが、戸田議員と川嶋議員の表決が本会議で変わり、反対多数で否決されました。
・廃止に賛成5名:伊集院・清水議員(自由民主党クラブ)、東田・平井・山口議員(山吹民主クラブ)
・廃止に反対9名:藤原議員(山吹民主)、岡田議員(公明党)、河野・冨永・高山議員(共産党)、澤嶋・平野・戸田議員(人びとの新しい歩み)、外村議員
*川嶋議員は保留
私の見解は、6月議会報告として「ひらの議会リポート」に載せていますので、お読みいただければと、ここに掲載します。
「来年の7月1日より文化祭や成人祭、中学校の文化祭などで利活用されてきた住民ホールを廃止するという議案が出され、7月15日開催の総務文教委員会で審議しました。
廃止理由として「ふれあいセンターのケリアホールの使用が進み、使用件数が年々低下(09年度の有料利用は7件、無料利用174件)、1973年に開館し37年経過、経年劣化による老朽化が進行、アスベスト対策が困難、2002年度に整備計画を策定したが改修費用は7億4千万円を要し、最低でも舞台照明・電気・音響設備等の改修に3億300万円かかり厳しい財政状況の中で改修は困難」と説明。多額の改修費用をかけての整備は難しいことは理解しているが、公の施設の廃止は慎重に、と質しました。
①3月施政方針で廃止を正式に表明してわずか3ヶ月で廃止条例の提案は拙速である。利用者の声を十分聞いたうえで提案をすべき。 ②廃止の理由として強調しているアスベスト問題については、影響があるとしつつも使用禁止にしていない。少なくとも存続前提でのアスベスト対策にかかる経費を試算し比較検討すべき。③国土交通省「建築物のライフサイクルコスト」によれば、公共施設のコスト内訳は使用年数50年とした場合は建設費22%、光熱費16%保守点検費23%、改修費29%、解体費3%、その他7%と試算。お金がないから廃止するという理由は無責任であり、公共施設の維持管理・補修等の整備方針もなく無計画に施設建設を進めるからではないか。④財政難で改修できないと説明するが、廃止と引き換えに鶴ヶ池住宅跡地に多目的ホールを含む施設を!と迫る他の議員の質疑に対し、新たな施設建設を約束する町長答弁は認めがたい、と反対しました。 」(ひらの議会リポート NO36)
写真:中学校文化祭 (住民ホールにて)感動でしたよ!
中学校の文化祭は毎年、卒業生や住民も観覧を楽しみにしているくらい、素晴らしいものです。誇りにしている行事なので、住民ホールの廃止については中学生も心配していました。議会の審議を真摯に受け止め、行政側はしっかりとした検討を行っていただきたいです。
・廃止に賛成5名:伊集院・清水議員(自由民主党クラブ)、東田・平井・山口議員(山吹民主クラブ)
・廃止に反対9名:藤原議員(山吹民主)、岡田議員(公明党)、河野・冨永・高山議員(共産党)、澤嶋・平野・戸田議員(人びとの新しい歩み)、外村議員
*川嶋議員は保留
私の見解は、6月議会報告として「ひらの議会リポート」に載せていますので、お読みいただければと、ここに掲載します。
「来年の7月1日より文化祭や成人祭、中学校の文化祭などで利活用されてきた住民ホールを廃止するという議案が出され、7月15日開催の総務文教委員会で審議しました。
廃止理由として「ふれあいセンターのケリアホールの使用が進み、使用件数が年々低下(09年度の有料利用は7件、無料利用174件)、1973年に開館し37年経過、経年劣化による老朽化が進行、アスベスト対策が困難、2002年度に整備計画を策定したが改修費用は7億4千万円を要し、最低でも舞台照明・電気・音響設備等の改修に3億300万円かかり厳しい財政状況の中で改修は困難」と説明。多額の改修費用をかけての整備は難しいことは理解しているが、公の施設の廃止は慎重に、と質しました。
①3月施政方針で廃止を正式に表明してわずか3ヶ月で廃止条例の提案は拙速である。利用者の声を十分聞いたうえで提案をすべき。 ②廃止の理由として強調しているアスベスト問題については、影響があるとしつつも使用禁止にしていない。少なくとも存続前提でのアスベスト対策にかかる経費を試算し比較検討すべき。③国土交通省「建築物のライフサイクルコスト」によれば、公共施設のコスト内訳は使用年数50年とした場合は建設費22%、光熱費16%保守点検費23%、改修費29%、解体費3%、その他7%と試算。お金がないから廃止するという理由は無責任であり、公共施設の維持管理・補修等の整備方針もなく無計画に施設建設を進めるからではないか。④財政難で改修できないと説明するが、廃止と引き換えに鶴ヶ池住宅跡地に多目的ホールを含む施設を!と迫る他の議員の質疑に対し、新たな施設建設を約束する町長答弁は認めがたい、と反対しました。 」(ひらの議会リポート NO36)
写真:中学校文化祭 (住民ホールにて)感動でしたよ!
中学校の文化祭は毎年、卒業生や住民も観覧を楽しみにしているくらい、素晴らしいものです。誇りにしている行事なので、住民ホールの廃止については中学生も心配していました。議会の審議を真摯に受け止め、行政側はしっかりとした検討を行っていただきたいです。