3388 野球ブログ

日米を問わず名選手を紹介。

城之内邦雄(3)

2015-04-21 12:05:31 | Weblog
城之内邦雄投手の奪三振数と奪三振率に触れます。通算では実働11年間で1977.2イニングを投げ奪三振数は936個、奪三振率は4.26になります。シーズン毎には、新人の年の昭和37年の280.2イニングでの173奪三振、奪三振率5.55が数、率共に最高になります。又他のシーズンも殆ど2イニングに1個の奪三振、奪三振率4.50以下となっています。当時の投手は最近の投手と比較して奪三振率はかなり低いものでしたが、城之内邦雄投手は一流の数字を挙げそこそこの球速がある割に数、率共にかなり低いものでした。打者に背をむけ首を振りながらのサイドに近い投球フォームは、一見打者に恐怖感を与えそうですが、公称177cm、79kgの体格もあり打者に高低差を感じさせる事が少なく、更にシュートを武器としている事もあり三振を奪える投手ではなかったと思います。新人の年から5年連続して250イニング前後以上の投球イニング、2点台の防御率と素晴らしい実績があり、当時人気球団所属の投手の割に注目度、人気が今一つだったのは余計なお世話だがそのルックスと投球内容にある様に思えてしまいます。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿