立浪和義(5)

立浪和義選手の身体能力に関して、前回ホセレイエス選手と比較しましたが、そのレイエス選手との競争で身体能力の差で敗れ去りをしたものの、日本では歴代屈指の身体能力を誇るＰＬ学園の後輩松井稼頭央選手と比較しても、その差は歴然としているかと思います。従って守備範囲は決して広くはない分をスライディングキャッチ等の一生懸命な守備でカバーして来たのかと思います。肩の強さでも平凡であり、かっての大橋穣や定岡智秋等の強肩選手と異なり、深い守備位置を選択する事は出来ませんでした。しかし私の観て来た限り立浪和義の送球エラーは殆ど記憶がありません。肩や守備範囲の広さ等傑出したものはないものの、それなりに堅実な守備をこなして来た様に思います。ショート、サード、セカンドと内野だけでも3つのポジションを守っていますが、彼の優れた打撃を活かしたいというチーム事情はあるものの、そのポジションに絶対的に固定させたいとまで思わせる程の守備力ではなかったかと思います。評価としたら守備は甘目で4、肩は平均クラスの3かと思います。