3388 野球ブログ

日米を問わず名選手を紹介。

昔の話(7)

2011-06-28 22:32:29 | Weblog
多分昭和30年代の途中位から、かなり長い間言われていた事の一つに、ツーナッシングのカウントから投手は勝負すべきではないというのがありました。勿論現在のカウントとは違い、ツーはストライク、ナッシングはボールの事です。真偽の程は分りませんが、読売ジャイアンツ系の評論家曰く、読売ジャイアンツの投手が、そのカウントからストライクを取りに行き、ヒットを打たれるようなら、罰金徴収もある位チームとして徹底しているという事でした。又罰金云々は別としても、他チームも同じ考えだったみたいです。この考え方としては、3球ストライクを揃えて打たれると,勿体ないと言うか、ボール球を見せる事により、打者の視線を変えたり、一本調子の投球になるのを防ぐ事が、目的だったのでしょう。しかし実際にはどうなのでしょうか?わざわざ1球、無駄に多く投げる事になり、当然打者も待つ傾向にある訳で、正直もう一つ、理解出来る作戦(?)とは思えなかったものです。当時の先発投手の多くは完投を望まれ、現在では稀にしか見られない負け試合での完投も珍しくはありませんでした。又スポーツ紙では、投手の多い球数を見出しに大きく取り上げる傾向も強くあり、現在と違い球数制限の意識が殆どなかった時代背景も、大いに影響あった様に思います。

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2 コメント

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投球術の変遷 ()
2011-07-01 22:46:17
 かねてから興味を持っていた内容でして,意見を述べたいと思います.
 昭和の野球では,ツーナッシング(今年からゼロツー?)から一球ウエストするのが慣例でしたね.真の目的は不明ですが,アナウンサー・解説者も当然と言った雰囲気でした.打者を追い詰めたのでボール球を振らせようとか,投球の組み立てにアクセントを付けるような感じでしょうか.バウトだったんでしょうね.タフネスさまがおっしゃる通り投球制限とか分業制など意識に無いアバウト(アナログ?)な時代だったですね.
 ツーナッシングからの意表を突くストライク投球は,その結果に関わらず罰金とする,という巨人の制度は,TV解説でも聞いたことがあります.
 ところで現在は対照的にスリーボールから,しかも塁が埋まっていても当然のようにボールになる変化球を使うのですね.投球技術に比べ圧倒的な打撃技術の進歩により,このような投手受難の勝負が許されるといったトレンドでしょうか・・・ 今年からの統一球の使用やさらなるストライクゾーンの拡大,ハーフスイングの規制などで対応することが投手受難時代への改革と思います.
 一方,打撃優位時代の記録との一貫性や7対8の試合が最も面白いというファン指向との兼ね合いなど,人気商売としての落とし所が今後も方向性として難しいところですね.ながながの評論をすいませんです. 
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Unknown (オールド昭和)
2011-07-02 13:00:10
ツーナッシングから安打するケースはあまり見ませんね。見ていても「ああ、もう駄目だな」と感じます。ですが、意外に四球を奪い取るケースはあるかと思います。一球外してもらうことにより、見極めに慎重になっている打者は、四球狙いに替えているかもしれません。追い込まれても積極スイングする打者は、イチローくらいしか思いつきません。
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