土橋正幸投手の存在を初めて知ったのは、実際に彼の姿を見る以前に、昭和33年に達成した1試合16奪三振の当時の新記録と、同じ試合で達成した9連続奪三振の梶本隆夫に並ぶタイ記録を達成した投手という事からだと思います。初めて彼の投球を見た時は、多少戸惑いを感じました。もっと理にかなった、華麗な投球フォームの投手かと勝手に想像していましたが、全く予想と違い、正しく我流の、悪く言えば手投げに近いフォームに驚きました。しかし球は浮き上がる様に速く、切れ伸び共にすばらしいものでした。当時のパリーグの代表的な投手では、稲尾和久、杉浦忠、米田哲也等が挙げられますが、この3人に共通しているのは、殆ど欠点を見つけられない程の理想的な投球フォームをしていました。比較的短命に終わった稲尾和久、杉浦忠の2人に就いては、投球フォームには全く問題がなく、間違いなくあまりにも酷使され続けて為の結果かと思います。しかし土橋正幸の場合は、どうしてもその投球フォームがもの凄く気になった投手でした。
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