大橋勲選手の驚異の鈍足にもう少し触れます。テレビで見ていたのですが、ランナーなしの状態で大橋勲選手が決して速くはない打球をサードに放った時、当然野手の一塁送球に合わせて画面が変わり、一塁へ向かって走る打者も映った上でアウトが宣告されるものと思っていました。しかし大橋勲選手の姿は当初画面には現われませんでした。少し遅れて画面に彼の姿が現われましたが、投手や明らかにアウトのタイミングと見られる時の打者にも見られる走るのを諦めた様子の走り方ではありませんでした。彼の姿が最初画面で見れなかった時、一瞬何かあったのかと思い本当にびっくりしたのを良く覚えています。下記は通算成績と出場試合数からキャリアハイと思われる昭和45年の数字ですが、通算で盗塁0、盗塁死1という数字が残っています。今何故か疑問に思っているのが、アウトになったとは言えどんなケースで彼が盗塁を試みたのかという事です。その走力からどう考えても単独でサインが出ていたとは思えず、妙に気になっています。441試合出場での盗塁企画数1、この数字からも彼の脚力への評価が分かろうかと思います。通算成績 441試合 816打数168安打 0.206 8本塁打74打点
キャリアハイ 93試合 244打数52安打 0.213 3本塁打21打点