2500安打、500本塁打、1500打点以上を達成している選手は張本勲、野村克也、王貞治、門田博光の僅か4人だけです。この積み重ねの記録部門は率の記録と違い、兎に角長い期間活躍し続けていなければ達成出来ないものです。しかし率の記録、打率に関しては規定打数4000を超えていれば、ある程度一律に評価される傾向にあります。シーズン毎の打率に関しては試合数×3.1の規定打席以上が対象になり、現在は試合数144×3.1=446打席以上の打者に於いてランク付けされます。試合数の多いメジャーでは700打席を超えたりしますが、日本の場合最も打席の多い選手でも600台後半に到達する事はあまりないかと思います。つまり最も打席の少ない選手と多い選手の差は、大きく開いた場合でも200前後になろうかと思います。多い選手と少ない選手、大雑把に言えば3対2位の比率になるかと思います。しかし通算打率は4000打数から、最も多く10000打数を超している野村克也まで、一緒にランク付けされている訳です。大雑把な割合では5対2位になってしまいます。変な言い方かも知れませんが、シーズン毎に当てはめると200打席の打者と500打席の打者を同じ土俵で比べている様に思えてなりません。