3388 野球ブログ

日米を問わず名選手を紹介。

シーズン成績

2008-09-24 21:17:21 | Weblog
現在日本では144試合、メジャーでは162試合制を採用しています。この試合数の内で、個人タイトル等を決める訳ですが、矢張りこれだけの試合数をこなした上での、個人タイトルに関しては、かなりの実力がなくては獲得が困難で、まぐれで獲得出来るものではありません。その点は、少ない試合数で決まる大学野球や社会人野球の個人タイトルとは、かなり価値が違うものです。多分昭和42年の事だと記憶していますが、小柄、非力であり、打撃センスに乏しい読売ジャイアンツの土井正三が珍しく、開幕から打撃が好調で、ある時期までかなりの打率を残していましたが、最終的には彼にとっては、素晴らしい成績でしたが、3割には到達出来ませんでした。当時評論家活動をしていた極端な読売贔屓の別所毅彦ですら、土井正三のこの成績が続く訳がないと評していましたが、私の知り得る限り、別所毅彦、生涯唯一のまともな論評だったと思います。今年の松井秀喜にも同じ事が言えると思います。膝の故障でDL入りする前の彼は、ややレベルの低い数字のアリーグの首位打者争いにも参加していましたが、その後8月に復帰した彼は極端に成績を落とし、彼にとっては平均的な数字に終わりましたが、もしもっと早く復帰していたとするなら、多分もっと打率は落としていたかと思えます。この様に長丁場の試合数をこなす程、本来の実力に近い数字が残ると思います。それだけにタイトル獲得者の価値は高いと思います。