阪神タイガース、メジャー、日本ハムファイターズで活躍した新庄剛志選手の肩は、正に桁外れの強さでした。本当に素晴らしく、センターからの矢の様な送球はプロの醍醐味を見せてくれたものです。しかしやや制球に難があり、所謂引っ掛けと言うのでしょうか、指先が球に巧く引っ掛からず、あらぬ方向への送球が稀に見られました。純粋な肩の強さでは、イチローに匹敵するかと思いますが、制球には差があったと思います。広島カープで活躍している緒方孝市選手も、ケガをする前までは本当に三拍子揃っており、しばしば制球に優れた強肩を見せてくれました。同じく広島カープで活躍しているアレックスオチョア選手の肩も素晴らしく、外国人選手らしく地肩の強さを活かした、スピード豊かな送球は他を圧倒するものがあります。彼はメジャー時代でも肩に関しては超トップクラスの評価を受けていました。現在メジャー、ロイヤルズで活躍している強肩で有名なホセギーエン選手に、投げ方、肩の強さ共に非常に類似しているかと思います。