totoroの小道

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どこにいるの?

2008-07-18 06:40:46 | 子ども達の様子

学校へ我が家のヒヨコたちを連れてきています。

1ヶ月以上前に生まれた子達はずいぶん大きくなりました。

突然鶏小屋に小鳥がいたらどんな反応をするか、楽しみでした。
お世話に来た子ども達は、最初は、もともといた烏骨鶏が生んだと主張しましたが、今ではそれはおかしいと納得しています。そして、カレーパンマンとか、アンパンマンとか名前を付けて、かわいがっています。

それまで、閑散としていた鶏小屋は、毎日こんなふうに、ヒヨコたちと遊ぶ子供で満員です。目を輝かせて
「みてみて、手に乗るんだよ。手に乗ると、おとなしくなるよ。」
「ぼくの頭の上をみてよ。このまま降りないんだよ。」
だいたり、追いかけたり、なでてみたり、思い思いに生き物とのふれあいを楽しんでいます。

連れてきて、成功。ねらい通りです。

そして、つい最近生まれたヒナも連れてきています。これを、学校に連れてくるのには勇気がいりました。

なぜ、勇気がいったかというと、まだ小さいから①体温調整がうまくできないこと。②烏骨鶏やお姉さん鳥たちにいじめられる可能性が高いこと。を心配したからです。

生まれて、1~2週間は、保温して、30度ぐらいに保ってあげなければなりません。まあ、これは、今気温が高いからおそらくそんなに心配はいらないでしょう。

もう一つの、いじめられ、つつかれないかという心配がありました。

このヒナを見つけたとき、子ども達は
「今度こそ、烏骨鶏が産んだ。だって、こんなに小さいもの。」
「う~ん、でもなあ。そんなに急に生まれないよ。」
「いや、今度こそ親鳥が上手に孵したんだよ。」
なんて、論争がクラスの中で盛り上がったそうです。
そして、やっぱり予想通りに、おお姉さん鳥に追いかけ回され、つつかれていることを子ども達は心配します。
「大丈夫なの??」

そこで、子ども達が帰った後そっと、様子を見に行きます。
そうしたら、確かにお姉さん達に追いかけ回され、ピヨピヨいいながら走って逃げ回ったり、物陰に隠れたりしています。

この小さいヒナを連れてきたのには理由があります。今回は時間がなくて卵を毎日3~4回ひっくり返せなかったので、1羽しか羽化しませんでした。一羽しかいないので、寂しいようです。私もかまってあげられないので、親鳥を求めて「ピヨピヨ、ピヨピヨ。」ずっととても大きな声で泣いています。

少々いじめられてもいいから、仲間と一緒にいさせた方が良いのではないかと思ったのです。

しばらく様子をみていると、ヒナは、烏骨鶏の周りにまとわりつき始めます。お姉さん鳥に見つかるといじめられる。その点、烏骨鶏の周りにいれば、お姉さん達はやってこなくて、安全だ。それになんとなく温もりを感じるなあ.....そんなふうに、考えたようです。

烏骨鶏もまんざらでもないようです。ずいぶん年を取ってきて、動きが鈍くなっていたのですが、なんとなく若返って生き生きしてきたように思います。ヒナを守るという、生き甲斐が見つかったのかもしれません。

それでも、夜は、どうしているのかが心配です。どこか物陰に隠れて、一人で寝ているのかしら、と思っていました。

夜の小屋に行き、真っ暗な中で、ヒナがどこにいるのか探します。「ピヨピヨ。」という声がします。どこから声がするのか?探してみるのですが、見あたりません。烏骨鶏の近くにもいないし、お姉さん達の近くにもいません。物陰にもいません。

もっと、耳を澄ますと、どうやら烏骨鶏の辺りから聞こえます。もしやと思い、もっと烏骨鶏を見てみます。
分かりません。
そこで、手探りで烏骨鶏の、羽の下を調べてみました。

いました。烏骨鶏がそっと、羽をふくらませ、その中に安心しきってヒヨコが抱かれているのです。

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