10月17日 浜松授業研究の会
M先生が、やまなしの授業を行うにあたって、何冊かの本を読んだ。
物語教材で、どのような授業を行うのかについて、理論的な自主研修を行った。
それを紹介してくれた。
なるほどと納得する、わかりやすく示唆に富む内容だった。
平野啓一郎スローリーディングの実践より
文学作品の仕掛けについて。
文学作品にはこまかな仕掛がたくさん込められてる。
しかし、それはなかなか見つからずに見過ごされている。
理解が曖昧なところは、誤読をしないために辞書を引く。
たぶんこうだろうと読むと、読み違える。
助詞が大事。特に大事なのは「しかし」
形容詞、形容動詞、副詞に着眼する。
思いがけず、作品の確信にたどり着ける。
情景の効果を見落とさない。
内面の描写をしている。
なぜという疑問をもつ。
どうしてこんなことが書いてあるのか探ってみる。
そうした疑問を持った瞬間、そうした疑問を持った人に、本はこっそり語り始める。
なぞときは、どんなものにもある。
つねに、なぜと感じて読む。
作者の意図を探ることも有意義だが、解釈が自分なりの物になる読みも大事。
後藤武士 読むだけで分かる国語読解力
国語は授業を受けなくてもできるやつはできる。
暗記は勉強しなければ解けない。
しかし、こうした勉強して身につける学力はは3割程度。
国語のメインは読解力。
すべての科目の根底にある。
読解力がないと損する社会になっている。
読解力を付けることが大切だ。
身近な人間とだけつきあうなら、読解はいらない。
主観的に読むだけでなく、客観に読めるようになることが大事。
誰から見ても同じ評価の読み。
言葉にとって重要なのは客観性。
感想だけを話し合う授業は客観的な視点が抜けている。
論理性。
矛盾していないか。
つじつまは合うか。
論理と客観は仲良し。
普段使っている日本語と、本当の日本語の違いは許容範囲。
許容範囲が広い普段語は、仲の良い人たちには許されるが、一般的には通じない日本語。
どんな立場のどんな人にも正確に伝える言葉でありたい。
それを培うのは国語の授業だ。
教材解釈をしたので、教え込んじゃう
子どもたちから見つけさせることがおろそかになる。
授業分析と実際の授業がリンクすることが大事。
57回 |
11月14日 | 土 | 9:00 | 15:00 | 天竜壬生ホール | 第1会議室 |
58回 | 12月12日 | 土 | 9:00 | 12:00 | 天竜壬生ホール | 第1会議室 |
酒井さんや川村さんをはじめ先生方がどんどんよい仕事をしていて、私もいろいろ教わることが多いです。
さて27日の国語の授業ですが、参観させてもらいたいです。校長先生の許可をいただいておいてください。参観の返事はこのブログでお知らせください。