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私は、小学校の頃、算数が大好きでした。
それは、答えがあるからです。
ちょっと工夫する求め方がわかります。
それクイズみたいでおもしろかったのです。
そこで、教師となってもどの子にも答えを求められる楽しさを味合わせたいと思っています。
私が小学校の頃味わった「ちょっと工夫する楽しさ」を体験させたいのです。
子どもって、問題を見て、すぐに分かったつもりになりますが、実はあまり問題を正確に理解していません。
そこで、見えていない問題を、見える問題にするために私は赤青鉛筆で問題に色をつけます。
ちょっと問題が見えてくると、「きっとこうしたら解けるんだ。」と思えてきます。
この時が、とってもうれしいときなのだと思うのです。
中学校の頃も、数学は好きでした。
それは、式の美しさや便利さに触れたときでした。
そこで、式を使う楽しさも味わってほしいと思っています。
6年生で立体の体積を習います。
公式は「縦×横×高さ」と教えます。
あるとき、複合立体の体積を求めていました。
次の3つの方法で解けるだろうということになりました。
ところが、塾に通っているA君が
そんな面倒なことをしないで、立体は全て「底面積×高さ」とすればいいのだと言い張りました。
そこで、これは使えると思いました。
A君の言っていることは、本当か確かめようとなったのです。
式はそれぞれこうなります。
5×5×2+5×2×1
5×3×2+5×2×3
5×5×3-5×3×1
どの式にも、共通している数字を探します。
すると「5」という数字がみつかります。
そこで5でそれぞれをくくってみます。
5×5×2+5×2×1=5×(5×2+2×1)=5×12
5×3×2+5×2×3=5×(3×2+2×3)=5×12
5×5×3-5×3×1=5×(5×3-3×1)=5×12
子どもたちの脳みそが、一気に回転し始めるのが分かります。
5は何だ。
12は何だ。
と一斉に話し始めます。
そして、12は赤い部分の面積であることが分かります。
ある子が、この図形をこんな形に回転してみてはどうだろうと提案します。
ため息がもれます。
「赤いところは底面積だよ。」
「やっぱり立体の体積は、底面積×高さなんだよ。」
「縦×横×高さの、縦×横は底面積のことだよ。」
「どっちの式も、結局同じじゃん。」
こんな授業になったときには、私も子どもたちも皆夢中です。
算数って楽しいなと思います。
第35回 | 2013年11月9日 | 土 | 9:00 | 12:00 | 天竜壬生ホール | 第2会議室 |
第36回 | 2013年12月14日 | 土 | 9:00 | 12:00 | 天竜壬生ホール |
第2会議室 |
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