totoroの小道

「挑戦することで、きっといいことがある」  http://www.geocities.jp/totoroguide/ 

うまい! 記念写真を!

2009-05-13 06:15:07 | 書写

今日の2年生の書写は、「ふきのとう」の清書です。

先週は、大きく書くことと、その中に卵をかく「卵大作戦」を行い、字の形について練習しました。

卵大作戦=大きな卵を書こう → 

そこで、最初の20分はこの卵大作戦で、もう一度字の形をおさらいしました。

この、卵大作戦が始まると、私は赤鉛筆を持って机間をまわります。
そして
「大きな卵だね!! ○」
と○をつけ。
「きれいな卵だね!! ○」
と○をつけ
「一番大きな卵だね。花丸!」
といって、花丸をつけ
「鉛筆の色が濃くて、見やすい!!」
と頭をなで
「ゆっくり、カタツムリの線で書いているね!!」
と頭をなで........

ひたすら、褒めまくっています。

すると、どんどんクラスの空気が澄んできます。
もっと、よい字を。
もっと、きれいな形で
もっと、大きな字で
.....と、だれもが目的を持って取り組み始めます。

20分たったところで
「途中でも、練習は終わりで~す。」
「机の上に、鉛筆と、教科書だけにして、あとはしまいましょう。」
と声を掛けます。
消しゴムもしまいます。
「先生、失敗したらどうするの?」
と声がかかるので
「書写はね、失敗していいんだよ。そのかわり、丁寧にお手本をみて、ゆっくり、大きく、きれいな形でかくことは絶対にガンバってね。」
と話しておきます。


「皆さんご一緒に!!」
というと
「あしはぺったん、せなかはぴん、おなかとせなかにグー一つ。左手おいて、さあ書こう!!」
と元気なかけ声がかかり、足、背中、お腹、左手と順々に準備が完了し、清書が始まります。

このかけ声も、これだけで1時間練習しただけあって、とってもいい声です。赤い、大きな字の所は、ぐっと盛り上がった声で読むのです。

あとはまた、ひたすら褒めてまわるだけです。

「いいなあ~、姿勢がいい。この背中、ほれぼれするなあ~。」
「すごい!!この左手。力が入っていて、ピンとしてる。」
「黒くて、太くて、ぱっと目に入る字。すてき!!」

「あんまりすごいから、記念写真を撮っちゃお!!」
カメラを向けると、ますます集中して丁寧に丁寧に、一字一字に取り組みます。
よくお手本を見ています。

私のしたことは褒めることだけ。
あとは、子ども達が勝手に頑張る授業。

楽をして、実りがあれば、最高です。

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1 コメント

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情報提供で広く理解を図る (Mrヒデ)
2009-05-13 10:42:54
 「テレビ朝日」から教育の情報提供の依頼があったようですね。詳しい内容はわかりませんが、できるだけ提供してやるといいのではないでしょうか。
 今、totoroさんのやっている実践は、広く教育界や一般に理解を深め、広めたほうがいいと思うからです。
 このように第3者により、広報してもらうことは大変効果的ですからね。
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