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2年生が、生活科室に移動し、そして座り、先生が来るのを待っていた。
のぞいてみる。
楽しそうに、話したり、遊んだりしてにぎやかだった。
ところが、先生がやってきて、話しを始めると急に引きしまる。
個人個人の時間と、みんなで学習する時間の、切り替えができたのだ。
その中でも、何人か、なんだか意識して姿勢を保とうとしている子を見付けた。
そのけなげさを、美しいなあと思う。
こういう姿勢を保てる子は、決まって
「目」が生きている。
大きく見開いた目から、真っ直ぐに彼女の意志が前へ伸びている。
見ているだけで、こちらまで、すがすがしいいい気持ちになる。
きっと、こうした子からは「気」なり「オーラ」なりが発散し、周りの空気まで浄化していくのだろうと思う。
その「オーラ」をだして座り、先生の話にじっと耳を傾ける一団の中に
「あっ、見付けた。彼女だ....」
そう彼女をみつけたのだ。
彼女の一つ一つの動作には、意志が感じられる。きっと、彼女はそんなに意識して生活しているわけではないのだろうと思う。しかし、一つ一つの動作が美しいと思う。
そんな彼女に、注目し始めたのは、先日の「交通教室」のときだ。
子ども達に向かって説明している婦人交通指導員さんの写真を撮っているときに、不意にその子の視線を感じた。
聞こうとしているのだ。
大事な話を。
一字一句漏らさずに...
そう感じた。
この背中の、なめらかなカーブ。
これを保とうとすると、かなりの努力がいるはずだ。
しかし、彼女は話しを聞く間、ずっとこの姿を保ち続けていた。
だれも、褒めてくれるわけでもないのに。
きっと、このクラスの先生が、常日頃
「いい姿勢で頑張ると、いいことがあるよ。」
と、教えているのだろう。
素直にそれに従える子ども達も素晴らしいし、子ども達とそうした信頼関係で結ばれている先生がいるということも嬉しいことだと感じる。
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