totoroの小道

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金色のちひさき鳥のかたちして銀杏ちるなり夕日の岡に

2020-12-10 05:32:27 | 4年 国語

短歌とか俳句とかは、たった17文字や31文字の中に、大きな自然やそこから感じる日本人の心情を織り込んでいる。教科書では、「工夫して読む」ことに主眼をおいている。

しかし、よりよく読むためには、どうしても内容の理解が必要になる。イメージを持たずに読んでも、ただの自己流の自己満足になる。

そこで、私はみんなで読み取りをして、最後にそれを絵に表す活動をしている。それからその情景が伝わるように読むのである。

 

4年生なりの読み取りでいいので、その詠み方を学んでいく。
「金色のちひさき鳥のかたちして銀杏ちるなり夕日の岡に」

切ってみよう。
金色の/ちひさき鳥の/かたちして/銀杏ちるなり/夕日の岡に

S:金色は「こんじき」なの?「きんいろ」なの?
S:こんじきだよ。下に読み替えの漢字で書いてある。
S:こんじきって何?
S:黄金色。
S:金の色
S:光り輝く金色

S:銀杏が金色なんだ?
S:銀杏は、黄色だよね。
S:銀杏なの? 鳥じゃない?
S:夕日ってこともあると思う。
S:銀杏って調べたんだけど、高さ30mになる木で、秋は黄色く紅葉する。
S:実はぎんなん。
S:ぎんなん大好き。
S:茶碗蒸しに入ってる。
S:さっきの話なんだけど、やっぱり銀杏の葉なんだけど、銀杏の葉だけでは金色にならないの。そこに夕日が当たって、キラキラ橙色に輝いている。
S:銀杏の向こうに、夕日があるんじゃないのかな。
S:鳥っていうのは、本当の鳥じゃなくて、鳥の形をした銀杏の葉っぱのことだよ。

S:散るって調べたんだけど、
1 離れて落ちる
2 バラバラになる
3 葉や花が枝から落ちる
S:この場合は3だね。
S:葉っぱが、夕日で金色になりながら、落ちるのが、鳥が飛んでるみたい。

T:その鳥みたいに飛びながら落ちる葉は、何枚?
S:一枚だよ。1枚だから、よく見える。ずっと作者は見ていたんだと思う。
S:五枚だよ。きっと風が吹いてきたんだよ。そうしたら一枚だけ落ちるってないな。
S:20枚ぐらいだと思うよ。鳥って群れて飛ぶでしょ。
S:だったら、100まいぐらい一斉に落ちたら、すっごい光ってると思う。

T:イメージがつかめましたか?
S:黄色い銀杏の葉が風に吹かれて散っていきます。ちょうど夕日が当たって、金色の鳥のようできれいです。


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