totoroの小道

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単位量あたりの大きさ その1の2

2017-08-17 07:12:00 | 算数

 

面積の違うエレベータに表のように人が乗っている。
どのエレベータが混んでいるかを考える。

 

そこで比べるためには、「面積」を合わせるか「人数」を合わせるかが必要になる。

その1として、面積を合わせてみる。
まずは、公倍数を求めて、もし30平方メートルだったらとして比べる。

又は、もし、1平方メートルだったらとして比べる方法もある。

 

 

その2として、人数をそろえる方法もある。
まずは、公倍数を求めて、もし144人分だったらとして考えてみる。
 

又は、一人分を求めたらとして比べる方法もある。
 

 

どれも、答えを求めることができれば、どちらが混んでいるかは比べられる。

 

しかし、そもそも、5年生が答えがだせるのかが問題だ。
以下の公倍数を求める方法は、計算をして求めるべき□が2つある。

 

 

その点、単位量あたりの大きさは、
いつでも「1」にするにはと考えればいいので、
パターンさえ覚えれば、いつでも誰でも使える。

 

 

 

 しかし、子供たちはこの「単位量」を求める計算が「立式できない。」のだ

そこで、こんなふうに教える。
 

「面積」÷「人数」でも
「人数」÷「面積」でも、どちらでもいいから、同じパターンで2つとも式にしなさい。

例えば、よく分からなくても
6÷18
5÷16

又は
18÷6
16÷5
と式ができればいい。

 

この式の割られる数に単位を付けさせる。
当然答えも、割られる数と同じ単位をつける。
こうすると、大体の子どもは、今自分が何を求めたのかが分かる。

6㎡÷18=0.333..㎡
  1人あたりの面積は0.33㎡
5㎡÷16=0.3125㎡
  1人あたりの面積は0.31..㎡
 

又は
18人÷6=3人
  1㎡あたりの人数は3人
16人÷5=3.2人
1㎡あたりの人数は3.2人
といった具合だ。

 

 

これで、教材の分析が終わった。
次は、これを、授業でどのように使うかだ。

 

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