トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

トンボ池の泥浚い

2023-05-25 | 水辺環境の保全
 先日は植生調整をしに池に入ったのだが泥が溜まり余りにも浅くなっているから「せめて魚溜まりでも」と泥浚いを実施した。造成した当時はゴム長で立ち入ってギリギリ作業できる水深だったのに池全域の泥浚いを実施できていない結果はカルガモが泳がなくても歩ける水深になってしまった。
 ヤゴやオタマジャクシの生息には不自由は無いのだが魚類を棲息させるとなると難しい。カワセミの採餌用にクチボソ程度は繁殖可能な環境を維持したいとなると水深も隠れ場所も維持しなければ成り立たない。とりあえず水の取り入れ口から沈泥路の先まで泥を浚ったのだが、沈泥路の作業中、後退しながら浚っていたから靴の置き場所に注意を払わなかった結果、シュレーゲルアオガエルの卵塊を潰してしまったのだった。
 見れば半分は残っているしそのままの状態で孵化まで過ごさせるしかない。そういえばあれほど喧噪だったシュレーゲルアオガエルの鳴き比べも消えていて水辺は静かになったもんだ。小生だけすったもんだ・・・。



 大きな写真下部中央付近に点のように見えるのが卵塊で滑って傷つけた写真が小さな方である。よく見れば泡の中にクリーム色の卵が見える。