トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

また×2でなくまた×3になってしもうた…のはたまたま

2023-05-06 | 水辺環境の保全
 喜びも悲しみも既に朦朧とした姥捨て山の孤老では二股であろうとも三股であろうとも大した違いは無いのであって、因みに昨季に挿し穂したミツマタは早春に鉢上げして既に20cmほどに生育しておりフイールドへの定植は初秋の頃に出来るのだろうか・・・。ミツマタの花に昆虫が訪問するのかどうか知らないのだが、知らないなりに早春の花を加えたい気持ちで育てている。

 二つ池の水際の強化の最終段階は漏水多発箇所を泥土で埋めたて狙った通りに漏水箇所は1カ所を残して収まったけれど、未だに漏水が続く場所が難問でどこから水が入っているのか皆目分からない。尾籠な話、出口の栓をしたところでおっつけ地下の水路は弱いところを伝い発現する訳なので元を断たなきゃ駄目なのである。まあ、それは別にして水際線を固めないと泥土の埋め立て部にいつ水道が出来るか分からないから危機管理の手法としては「漏れない先の盛り土」と言える。
 山腹の崩壊土を運び胴突きで鎮圧し畔を形成したがまだ不足だ。ここに泥上げして結着していない部分に泥で隙間を埋め、尚且つ畔の高さを上乗せした。数日後に降雨の予報だから激しく降れば容易に流出するけれど見えない割れ目に浸透もしてくれるはずだから接着剤の役割を期待しての作業なのだ。
 後々、修繕補修をしなくても良い様にフイールドを形成するのは老衰一方のリスクマネージメントでもあるので老骨に鞭打つ事になるし優先課題でも無いけれど、やはり行っておかねばならない付加作業だ、というより負荷作業が実感である。

 ホント、てなもんや三度笠であって水商売・自転車操業は止まらない終わらない・・・。里山保全活動と言えど20年も経過すると新たな荒廃区域に作業を広げない限りは維持管理やグレードアップが中心になっているのだが、いつも通りの難問は「動的平衡」の視点が全くなく丸坊主刈りから脱却出来ないまま、すでに破壊活動になっている状況なのを理解しえない無理解・頑迷さに尽きる。