トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

久しぶりのハリガネムシ

2017-11-16 | 感じるままの回り道
 「11月5日、トンボ池周囲にムラサキシジミが飛んでいた」とSさんからの電話で知って同時刻帯に立ち寄ってみた。いつもの母子グループが水辺で騒いでいる。何事かと指さす方を見れば水面にハリガネムシがいた。特段、珍しい虫ではないものの年一回は見れるという程でもない。
 子ども時代は腹部の大きなカマキリを捕らえては取りだしたりしたが、さすがにこの年になるとやらなくなる。

 若いママさんでもハリガネムシを知っているメンバーもいて「カマキリを操作し水辺に行かせちゃう!」なんて「オイオイ、貴方はオタクかい」と突っ込みたくなるママもいた。まあ、フイールドで遊ぶことが楽しくなければ幼児を連れだし散策などはしないだろう。

 せっかくだし、ついでにと柚子にいたアゲハの越冬蛹とキジョランのアサギマダラの幼虫を観察させ講釈した。これは全てS先生とSさんからの受け売りである。 フイールドに度々来ているグループとは言え、教えてもらわなければ存在さえ知らず通り過ぎる生物の様子だ。子どもを前向きに抱っこしながら「カワイイー」とかハモっているママ達も、前向きな子育て真っ最中である。

 「一度、勉強会をしてください」なんて言われても「小生、作業はしても講釈はしない!」と毅然と言ってのけられる「NO!」と言える数少ない日本爺なのであって、小生は若い頃から硬派なのだ!。まあ、歳を考えると頑固頑迷と瓜二つである。
 これは、ちと恰好よく恥ずかしい振舞いで硬派は辛いよなあ。軟派になる程の度胸は無い田舎者だから、すぐ難破で沈没は自明の理である。どちらにしても姥捨て山は居心地が良い。