トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

再訪感杯!

2017-11-08 | 小父のお隣さん
 アカボシゴマダラの幼虫は10月12日を最後に見いだせなかった。「幼虫の多くは捕食される」とS先生から聞いていたから「命の循環に入った」と思っていた。
 たまたまSさんからフイールドの蝶に関する電話がありゴマダラチョウの話になった。「葉の上だけでなく枝に移ると更に分かり難い」なんて話も出たから「それなら…」と水見回りの時に再度エノキに立ち寄ってみた。
 幹から枝から丹念に目で追って探したが見つからない。まだ落葉はしていないから「越冬状態」にはならないはずだと信じ幹元の枯草の中まで探す事はせず「ダメ元」とばかり丹念に葉の上を探した。

 この執念があった事で「再見!」となったのである。勿論、中国語での発語はしない。たしか別れの挨拶だったように記憶しているが、日本語となると出会いを表現しているとは、なんとも言語は難しい。
 吐与太話はさておき、本当に発見し難い幼虫である。少し目を反らすと捉えられなくなってしまうほど同化している。ほぼ三週間ぶりの出会いで何齢幼虫か知る由もないけれど、体長25mmほどまで育っていた。
 幼虫のまま越冬するのか蛹化して越冬するのか承知していないが近縁種は地上に下り落ち葉の中で越冬するタイプもいるから同じなんだろう、とは小生の勝手な想像。

        発見し難い     結構、個性的容姿である