トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

鰱魚でなく連魚を再生する

2017-11-22 | 何よりの楽しみ
 イベント用の玩具作りも大詰めになった頃、新たな制作をする時間も無く不完全な部分の調整をしてみた。まず昨年に制作して動きがギクシャクしたままに放置しておいた「泳ぐ三連魚」を再生してみる事にして、不具合の原因を取り除く事から始めた。

 材不足で使い古しのベニヤ板という事情もあってか、ピストン部の往復運動が方向が変わる段階で引っかかってしまう事が多発するので、ピストン部の緩みを減じ、かつ滑らかにするためにファイルシートをテープ状に切りシリンダー内壁に張り付けた。外れなければ良いから両面テープで済ます。
 また装置・基盤共に荏胡麻油を塗布し滑りを滑らかにしつつ表面硬化も期待する。ただ、これだけでは操作性が向上しないので、回転ハンドルの握りを大きくし、装置全体を固定するための保持ハンドルもつけて終了した。

 結果は上々、時折は引っかかるものの回転を反転すれば動き出す。手直し前の様にイライラせずに済むようになった。これで幼児でも回転させる事が出来るようになったが、盤の保持までは難しいだろう。
 魚三匹が揃って泳ぐものの、体長40㎝の「泳ぐ魚」程の面白さは無い。機構としては面白いけれど魚の動きは「貧乏ゆすり」の様に単純で機械的で、工夫の入る余地など無いのである。

 まあ、同じ「泳ぐ魚」とは言え、面白さや楽しさは一軸式架台に乗せた方が格段上である。シンプルなだけに操作するのは奥が深い。
 一応の完成を見たけれどウサギ小屋では置き場所にも困るし使い道も無い。結局は古巣の玩具図書館へお輿入れさせた。説明はしてきたけれど、さて大丈夫だろうか…。

 改善   操作し難い ➡  操作容易になった